ちなみに三位チェルシーは67ポイント。以下アーセナル、リヴァプールまでは納得。しかし六位にはボルトン、七位にはなんとポーツマス、そして八位エバートン、九位トッテナム、十位アストンヴィラの順列。二十年近い歳月を感じるずにはいられない。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
ポーツマスは00-01の三部からこの頃は階段を一気に駆け上がる勢いがあった。’02-03シーズンのディビジョン1(現チャンピオンシップ=二部)で優勝、翌年プレミア昇格を果たすのだが’01-02に川口能活:Yoshikatsu Kawaguchi【1975年8月15日生】現日本代表コーチが国外で初めて在籍したクラブ。
ミルウォールFCとポーツマスは2001年12月12日第24節で対戦しているから初めてザデンのピッチに立った日本人フットボーラーに。川口前半無失点に抑え、ポーツマスもゴールが奪えないまま時計の針は進み、後半も残り10分に差し掛かろうかという瞬間、リチャード·サドリエ:Richard Sadlier【1979年1月14日生】に得点を許しての敗退。
ベンと便座を盗んだイングランド代表プレーヤーの弁明
◇◇◇◇◇
英A代表キャップ数54を刻んだグレン·ジョンソン:Glen Johnson【1984年8月23日生】はポーツマス、ミルウォールの両クラブでプレーしており、2002年に八試合だけしかプレーをしていないが、グレーター·ロンドングリニッジ生まれだからザデンまでは目と鼻の先。出生時の名前はグレン·スティーブンス:Glen Stephens。両親が離婚したため母親の姓ジョンソンを名乗るように。グレンの名前はチェルシーでは選手兼監督を、また1998年のフランスWCではイングランド代表を指揮したグレン·ホドル:Glenn Hoddle【1957年10月27日生】にちなんで名付けたそうなのでフットボール好きの両親だったのは間違いない。ロンドンの南東に隣接しているケント州にある人口七万人の町ダートフォードで育った。シングルマザーとして三人の子供を育てるのは大変な苦労。幼少期のある時期、家族で暮らせる場所がなく、ホームレス状態となりホステルで暮らしたこともある。数年にわたる苦難の末に母が生活を立て直し、運転免許を取得して毎週グレンをサッカーの練習に連れて行ったから生い立ちを聞かされ涙腺が緩む。チェルシーに移籍すると開幕戦のアンフィールドでプレミアデビュー。忘れられないのがピッチ上のプレーではなくポーツマス時代の便座窃盗事件(2007年1月)。共犯者ベン·メイ:Ben May【1984年3月10日生】はミルウォール生え抜きのストライカー。前年は三試合連続ゴールを決めており其れなりに名の通ったプレーヤーだった。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
上写真は引退前最後のクラブとなったストークシティ在籍時のジョンソン。生活指導の先生から注意を受けそうな不良っぽい胸元が彼のキャラを表している’19年に現役を引退。後日この便座事件について釈明、ジェレミー·ビードル:Jeremy Beadle【1948年4月12日生】司会の英国版ドッキリだと思っていたとのコメントは頷けなくもない。欧州のこの手の番組は巧妙で結構エグい。『ベンと便座盗んだことへの弁明』は古典の笑い話。それでもスーパーの棚にジョンソン社の便座除菌液を目にすると思い出してしまい苦笑せずにはいられない。