リグーリアの港町で遭遇したのは丸焼きにされた子豚
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十月に入ると〚サグラ〛と呼ばれる収穫祭が至る所で開催される同国。地域の名産品や旬の食材が並ぶ伝統的な食のお祭りの歴史は古く起源はローマ時代まで遡る。カトリックの守護聖人を讃える祝日説もあるが天の恵みに対して感謝する風習を目の当たりにしたならば、やはりイタリアが西洋でも食文化におけるトップレベルであると深く実感する。
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日本で秋の味覚といえば高級食材の松茸、庶民の味方秋刀魚、あとは栗、カボチャ、薩摩芋の黄色系三羽烏が頭に浮かぶ。イタリアもお馴染みのポルチーニと黄色いフィンフェッリ。 そして食べたことはないが、高級なオーヴリが繊細な味わいらしい。魚介類が豊富なのもイタリアの強み。日本人以上に栗好きなのがイタリア人。欧州でもトップクラスの生産国でマロングラッセで知られる高級品のマローネに対して、大衆的なカスターニャも人気で身近な食材。その中でも主役をはるのが古代ローマ時代から収穫祭に欠かせない料理として愛されている豚の丸焼きポルケッタ。今ではロマーニャやヴェネトだけでなくイタリア各地で食べられてはいるが、初めて目にしたのはラ·スペツィアの屋台。横たわるのは骨と脚を除いても大きな肢体、見慣れていない首をグロテスクに感じるのは日本人だけではないはず。鯛の尾頭付き同様、胴体と頭がつながっていてこそ御目出度いのだろう。
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第百七十七話はスペツィア·カルチョの本拠地スタディオ·アルベルト·ピッコ。これまでセリエBの試合を取材したなかで唯一プレスホスピタリティのお食事が用意さるていたので取りあえずシャッターを切る。日本で見る機会は少なくてもイタリアでは定番のマリア一ナピザにチ一ズは無用。