まずアンチェロッティの戦術だが、彼はポゼッションを重視した攻撃的なサッカーを志向している。ただし彼は稀代のバランサーであり、守備に走らないロナウドの事を考慮したうえでの守備システムの構築にも成功している。ポゼッションとバランスの取れた守備がレアルのメインコンテンツとなっている。
では、その戦術にロナウドとベイルはマッチしているのだろうか。彼らが最も能力を発揮するのはボールを持って前を向いた時、すなわちドリブルを仕掛けるだけのスペースがある場合だ。そのため、彼らは90分間の多くの時間をサイドに張ってプレーする事が多い。サイドの方が相手と1対1になりやすく、前を向いてボールを持ちやすいからだ。