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ベイル放出の真意 〜白い巨人が抱える多くの問題点〜

しかしレアルは昨季にデシマを達成し、今季もリーグ戦で2位、CLでもベスト4進出を決めている。ロナウドとベイルに問題があるとはいえ、結果は出ているのだ。ここが厄介なところで、レアルは欠点を巧みに隠しながら戦い続けているのだ。
組織的に見れば堅守とはいえない守備も、ペペとラモスを筆頭としたワールドクラスのDF陣で危ない場面をクリアしてしまう。レアルが抱えるCBの豪華さは間違いなく世界最高で、彼らの存在が守備の不安定さをもみ消してしまう。近年はパフォーマンスにムラがあるものの、カシージャスもその一端を担っている。
優秀なDF陣が防護壁を作り、そして最後はBBCが仕留める。対戦相手も90分間BBCを抑えるのは難しく、どこかで彼らの個の力に崩されてしまうのだ。勝ち続ける事が欠点を覆い隠す材料となり、不安定という名のバランスの下にアンチェロッティ政権は成り立っているのである。