ロナウドとベイルの縦へのスピードを最大限に活かすのであればカウンター以外に手はないのだが、ロナウドが守備に参加しない時点で堅守速攻のスタイルを研ぎ澄ますのは難しい。加えて右のベイルも守備に熱心では無いため、アンチェロッティとしてはポゼッションを保つ事が最も安全な戦い方という認識があるに違いない。
現在のレアルは守備時に4−4−2に変化する形を取っているが、右サイドの守備は主にベイルが担当する。サポーターはベイルの守備能力にも不満を持っており、さらなるハードワークを求めている。しかし根本的な問題は守備を全くしないロナウドにあり、ベイルからすれば納得のいかない部分もあるだろう。
サポーターがロナウドの守備に目を瞑っているのも、彼が毎試合のようにゴールを決めるからであり、ロナウドの半分程度の得点しか奪っていないベイルに批判の矛先が向かうという訳だ。ベイルがレアルで安住の地を手に入れるにはロナウド以上のパフォーマンスを披露し、ロナウド不要論が出るほどの働きをしなければならない。