オーストラリアはブラジルW杯に3大会連続出場を果たしていました。
しかし、現在のFIFAランクでも日本が52位なのに対して豪州は94位まで後退しているように、W杯予選の段階から延々と世代交代が進まないメンバー選考と試合内容の乏しさから出場権を獲得した後に、浦和レッズの監督を2度歴任してACL王者にも導いた実績のあるホルガ―・オジェック前監督を解任していました。
昨年10月に就任した現在の指揮官アンジェ・ポステコグルー監督は、国内リーグでタイトル獲得とフィジカルだけに頼らないパスサッカーを導入した攻撃的なスタイルに定評を持つ指揮官。彼の下で大幅な世代交代が行われ、結果としてW杯は予選と本大会では全く別の選手構成に。
チームは全敗でグループリーグ敗退を喫したものの、スペイン(スコアは0-3)、チリ(同1-3)・オランダ(同2-3)が同居したグループリーグで攻撃的な姿勢を終始貫いた戦い方は、大会ベストゴール候補のオランダ戦でのFWティム・ケーヒルが決めた豪快なボレーシュートに代表されるように、痛快かつ娯楽性と将来性のあるポジティヴな印象を残していました。全参加国が未勝利で敗退したアジア勢の中では最も良い試合内容とインパクトを与えていました。
尚、主将のMFミル・ジェディナックはイングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスでもキャプテンマークを巻くチームの顔でもある実力者。また、僕的にはこの日は1トップに入ってましたが、W杯では右ウイングに入っていた7番の23歳のFWマシュー・レッキーの鋭い突破力と積極性がインパクトに残っています。
また、レポート内にも書きましたが、実はブラジルW杯での走行距離が参加32ヶ国中最高距離という運動量の豊富さにも特徴があるのは新生”サッカールーズ”(豪州代表の愛称)です。