遠慮文化は日本の美徳 波風立てて何が悪い
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日本の文化的特徴に遠慮がある。相手に不快感を与えないよう自己主張を抑えて振る舞うのが美徳とされる。調和を優先し対立回避を好む国民性は《波風を立てる》のを極端に嫌う。
この波風を立てるは平穏な状況や円満な人間関係を、わざと揉めさせたり摩擦を起こすことを意味する慣用句。多くの方はネガティブに受け止めているが、停滞した現状を打破する為に波風を立てるなどポジティブに用いても間違いではない。
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太陽に温められた地球の表面は場所によって温度差が生じる。暖かい膨張=軽いところから、冷たい収縮=重いほうへ風が吹く。軽いから上昇して空気が薄くなった低気圧に対して重くて下がるのが高気圧。これをややこしいと思うのは自分だけだろうか。しかし海面よりも陸地が早く温まり、そして早く冷えるから、昼間と夜は逆方向に吹くのは理解しやすい。波が立つのは主に風が海面をこする力によって発生するらしい。波は水が移動しているわけではなく、水面が上下に振動するエネルギーが伝わる現象と言われても、小学生に説明できない。この辺のメカニズムはサ-ファーの友人のほうがおそらく詳しい。写真は横浜のポルトガル料理店ピリピリでそのサ-フィンで青春する友人と舌鼓をうつワンショット。
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水道橋とキャンベル船が歴史を物語る『伯爵の町』
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水道橋駅が最寄りの東京ド-ム。ポルトガルには十八世紀に建てられた本物の水道橋があり、スタジアムの照明もフレーム右端に収めた。十六世紀大航海時代に造船で栄えたヴィラ·ド·コンテ。この街のシンボルでもある水道橋は999の橋脚が支え全長七キロに渡り連なる。
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もうひとつの街のシンボルであるキャラベル:Caravel船のレプリカを前に足を止めていた観光客たち。三本マストに三角帆を装備した小型の高速帆船は漫画·アニメ『ONE PIECE』ファンならばゴーイングメリー号を見たヒロイン·ナミの発した一言を思い出すはず。村の大富豪のお嬢様であるカヤから贈られたのがキャラベル船。エニエス·ロビーから脱出の際、壮絶な沈没と心の声で語りかけるシ-ンには大の大人も涙を流す。
更にONE PIECEとポルトガル繋がりならば〝バリバリの実〟の能力者でバルトクラブ海賊団を率いるバルトロメオ。確かにトルコのイスタンブールに総主教庁を置くギリシャ正教(東方正教会)のバルトロメオ一世:Bartholomew I、【1940年2月29日生】や、聖槍の伝説でその名を知られる十字軍のペトルス·バルトロメオ:Pierre Barthélemy【1099年没】を頭に浮かべる方も多いのでは。
しかし船長となれば1488年に欧州人初の喜望峰到達を成し遂げたポルトガル人バルトロメウ·ディアス:Bartolomeu Dias de Novais【1450年頃–1500年5月29日生】。ちなみにポルトガル語よバルトロメウは英語だと。 Bartholomew:バ-ソロミューだから〝ニキュニキュの実〟の能力者がスコットランド語由来で美しい/可愛いを意味するボニ-と娘に名付けても違和感はない。〝トシトシの実〟の能力者は実在したカリブ海の女海賊アン·ボニー:Anne Bonny【1700年生-1782年4没】がモデルなのは誰の目にも明らか。バルトロメウ·ディアスが喜望峰までの遠洋航海に用いたのは50トン級だから全長は20~30メ-トル程度のコンパクトなキャラベル船だった。武装もしてはいたらしい。
そもそもマゼラン。〝ドクドクの実〟の能力を有するインペルダウンの署長ではなく世界一周を成し遂げた実在の人物フェルディナンド·マゼラン:Ferdinand Magellan【1480年生-1521年4月27日没】。彼がこの時航海に用いたのはキャラック:Carrack船。大き過ぎても不便なことに気づき100トン前後に軽量小型化され、操舵性に優れたキャラベルの登場は浅瀬や河川探索をも可能にした。