168〗 Liebenau Stadion / グラ-ツ

人生は雲外蒼天 苦悩は雲散霧消 四大都市をホ-ムに

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’21年にSKE48を卒業した野島は七⽉et-アンド-としての活動をスタ-トさせる。ところがコロナ禍が活動に重い足枷となった。ホ-ムの名古屋·中部地方の追い風から一転、新規のファンを開拓するアウェーでは向かい風。移動の負担、リーダ-としての重圧、’23年にはメンバーの離脱も経験した。ラストライブとなったのは、東京·代官山UNIT。’25年からはソロとして本格始動する。詞を書き下ろした『One』を聞いていると彼女の歩んできた約三年半の葛藤が透けて見える。♪自分の弱さに立ち向かった恐さ。空に謳う Be one self♪ 人生は雲外蒼天、もうあと一歩を後押しするエ-ルソングは自身を鼓舞しているようにも聞こえる。
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ピッチサイドでレンズを向けながら一瞬の煌めきに鳥肌が立つことがある。例を挙げるならば相手をかわしたドリブラーが縦に加速してスタンドが沸き上がる一瞬。自由なスペースを作り出したプレーヤ-が気持ちよさそうにプレーするのだ。自身で撮影した今回のカバー写真も、所属事務所からいただいた上のジャケ写も美しい。しかし彼女の放つ神々しいほどの煌めきは、ライブ会場で視覚·聴覚·だけでなく全身でしか感じることはできない。こんなことを書いてる時点でフォトグラファー失格だが事実だから仕方ない。
本人が好む好まざる関係なく[元SKE48]の六文字は付いて回る。本年六月に昭和歌謡をテーマにしたミニアルバム『ICON』をリリース、十一月には自身初の全国ツアーとなる《KANO NOJIMA PROLOGUE TOUR》も。東京/名古屋/大阪/福岡の四都市での七公演が控えている野島樺乃。間もなく二十五歳の誕生日を迎える実力派ヴォ-カリストのフィ-ルドからは既にアウェー感が雲散霧消。彼女が謳う空には雲間から光芒が差している。〖第百六十八話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝  ⏹️モデル:野島樺乃