輩出する名キ-パ- 苦難の歴史が育んだポ-ランド国民の辛抱強さ
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FIFAワールドカップ2026北中米大会の組み合わせ抽選の結果グループFに入った日本代表。過去に対戦経験のあるオランダ、チュニジアの後、欧州プレーオフBの勝者と対戦するから、今後ウクライナ、ポーランド、スウェーデン、アルバニアの四ヶ国の戦力分析の企画が増えるはず。何が起こるか予測不可能なのが一発勝負の面白さ。しかし個々のタレントを比較すればポ-ランドが頭ひとつ抜けている。バイエルンの赤一色からアスルグラナに変わって四シ-ズン目。三十七歳になっても大砲は衰え知らず。栄光のキャリアは2008-09シ-ズン、レフ·ポズナンでの得点王獲得で幕を開けた。そのまわりを固める若手中堅も期待にたがわず進境著しい。
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ポーランドの首都ワルシャワのショパン空港。欧州圏入国許可のスタンプがパスポートに押されたのはロシア大会から一年後。歴史に残る迷勝負を日本代表と演じたポーランド代表。同国の方達に質問してみると、「試合終了までガチでやったらポーランドが追加点を取っていたからニシノのクレバーな判断は正しい」と。地元贔屓と冷静さが入り雑じった意見が多いのはさすが親日国。
FIFAU-20ワールドカップ/ポーランド大会が終了したばかり。興味深かったのは試合会場。首都ワルシャワ、第二の観光都市クラクフ、更にはヴロツワフ、ポズナンの人口五十万人を越える両都市の名前も見当たらなかった。/ウッチ/ルブリン/ティヒまでは聞き覚えがあるもののビェルスコ=ビャワ/ブィドゴシュチュ/グディニャの三都市の位置がつかめない。それでも一万五千人以上収容できるスタディオンが地方都市に点在する同国の施設環境はイタリアとは雲泥の差。そのイタリアに決勝ト-ナント一回戦で敗れてしまったが、大会参加者には現代表のウインガ-、ミハウ·スクラシ:Michal Skoras【2000年2月15日生】(KAAヘント)とトリノからサッスオーロに貸し出されているセバスティアン·ヴァルキエヴィツ:Sebastian Walukiewicz【2000年4月5日生】と攻守にタレントを揃えている。このチ-ムで主将を務めたゴールキ-パ-のラドスワフ·マイェツキ:Radoslaw Majecki【1999年11月16日生】はASモナコからプレストへの期限付移籍中。膝を負傷するまではレギュラーを確保していた。下はモナコで一昨年撮影してた写真なのだが、’21年にワルシャワで代表デビュー戦もピッチサイドでレンズを向けている。其れ以来キャップ数は止まっているのだが、他の欧州中堅国であれば間違いなく招集の声が掛かる選手。ポ-ランドは何故か伝統的に優れた守護神が後を絶たない。理由をこじつけるならば高いレベルの精神力、それも辛抱強さが求められる特殊なポジション。他国から支配される悲撃を繰り返した歴史が我慢強い国民性を育んだのかもしれない。
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