メインスポンサ-の破綻に 救世主あらわる
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しかしまさに好事魔多し。このタイミングでDSB銀行が破産するとは。チャンピオンズリーグを戦うAZのユニフォームの胸からDSB BANKの七文字が消えた。この頃クラブの経営はDSBに大きく依存しており、スタジアムの所有権は’36年まで年間二百六十万ユーロをクラブから銀行に支払う契約から、同行の破綻により状況が一転。スタジアムも資産の一部として売却せざるを得なくなった。当時AZアルクマールがDSBに対して抱えた負債額は約千四百万ユーロ。そこに救いの手を差し伸べたのがAFASソフトウェア。会計(給与計算)に特化したソフトで知られるIT企業。スタジアム名もAFASスタジアムと変わり、この命名権もクラブではなく銀行の債権者との契約に。AFASは当時ヘルスケア&福祉部門は設立し国際的に事業を拡大していた時期。2009年10月29日、シェリンガはAZの会長を辞任すると発表、すると年の瀬には自伝を出版する素早さ。題名は『ディルクシェリンガ、私の波乱に満ちた人生』だから、まったく捻りがない。そのまんまではあるが映画化したら面白い気もする。AFASのスポンサーロゴが胸に入ったユニフォームはその後十二年間も続き、22-23シーズンから現在までは、オンラインカジノを運営する『KANSINO』のロゴがプリントされている。
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ブルターニュでゴ-ルに鍵をかけたオランダ人
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今季のUEFAチャンピオンズリ-グで印象に残ったのは創立七十四年にしての初めての出場を果たしたスタッド·ブレスト29。仏ブルターニュ半島西端にあるクラブがレアルやバルサと対戦して、ノックアウトフェーズ·プレーオフまで駒を進めたのだから地元のファン·サポ-タ-にとって昨秋は盆と正月が同時にきた状態。
あの日あの時は■2019年03月17日 エールディビジ第26節 AZアルクマール対アヤックス·アムステルダム
後半11分にゴール前の混戦から得点を決めたのは若き主将フース·ティル:Guus Til【1997年12月22日生】2010年十二歳でAZユ-スアカデミ-に加入した生え抜き。守護神マルコ·ビゾット:Marco Bizot【1991年3月10日生】と当時はセンターバックだったトゥーン·コープマイネルス:Teun Koopmeiners【1998年2月28日生】がゴールを死守した。中盤では’05年からAZユースで研鑽を磨いたアダム·マヘル:Adam Maher【1993年07月20日生】も奮闘した。
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