若者達の外連味のないプレーを目のあたりにしながら、頭に思い浮かべたのは高齢化に悩む同国の現状。’09年の財政破綻から奇跡的ともいえる復活を果たしたが、約五十万人のギリシャ国民が他国へ移住。その大半を占めるのが高学歴の若者。これは隣国ブルガリアも同様に頭を抱える問題。若き俊英が西欧へと流れる問題はフットボールに限った事ではない。内閣が新労働法を可決、週六日勤務制の導入したのは一昨年だったろうか。その背景には深刻な高齢化と人口減少と聞いてしまうと納得せざるを得ない。
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昇格への切り札 ガウショのミッドフィルダ-が加入
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さて、今季二部南地区を戦い抜き優勝。見事一年でトップリ-グに返り咲いたキフィシア。あの日あの時は■2025年5月4日ギリシャ·スーパーリーグ2プレ-オフ最終戦AEキフィシア対イリオポリ
昨季のクロナリディス同様、年明けに歴戦の猛者を補強している。ヴォロスNPSから獲得したのはアルへンティ-ナ。パラグアイとの二重国籍らしい。
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ルーカス·ビジャファネス:Lucas Villafañez【1991年10月4日生】はCAインディペンデンテ時代には2011年U20ワ-ルドカップでも得点を記録しているが南米のことは詳しくない。それでも欧州からのオファ-が届くのは時間の問題。’14年にパネトリコスの青黄縦縞に袖を通したのはレンタルの一年間のみ。翌年AEKアテネが獲得に乗り出したが移籍はまとまらず獲得したのはライバルを出し抜いたパナシナイコス。’22年から24年まで在籍したAPOEL·ニコシアでも背番号は十番。現在キシフィアでも十を背負うがこのイリオポリ戦では一列下がったポジションでゲームをコントロールした。
実はクロナリディスも2020ー21シーズンにAPOELでプレーしており、この二人はパナシナイコス時代の同僚。初共演は’16年2月のシュコダ·クザンティ戦。スリートップの右にクロナリディス、左にビジャファネスを配置。中央には2008年のUEFA欧州選手権にクロアチア代表の一員として出場したムラデン·ペトリッチ:Mladen Petrić【1981年1月1日生】。しかし無得点でまさかの黒星。二人が揃って出場した試合での初勝利となると五月のプレーオフ第三戦。
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AEKアテネに3-0の完勝。二点目をクロスボールでアシストしたのがビジャファネス。残り三分でビジャファネスと交代したクロナリディスも独走からのシュートで三点目を決めており、与えられた僅かな時間でもインパクトを残した。そのパナシナイコスが財政難を理由に給与未払い。抗議のため選手達がストライキをしたのは二年後の2018年春。
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