57〗FK „Žalgiris“ namų stadionas / ヴィリニュス

小国でもバスケは強かったバルト三国
と旧ユ-ゴ分裂国

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第五十七話はリトアニアの首都ヴィリニュス。これで三十ヵ国目となるが振り返ってみるとナショナルチ-ムは今のところ最弱に位置付けられる小国。本年六月ギターナス·ナウセーダ:Gitanas Nausėda【1964年5月19日生】大統領が来日。話題になったのは192cmの高長身。現アメリカ大統領が大谷選手と並んだことにより「190cmは身長詐称称」と政治とはまったく関係のないところで野党議員から批判されたのには笑えた。リトアニアで最も人気のあるスポ-ツがバスケットボールというのも頷ける。アメリカが汚名挽回と現役のNBA選手によるドリームチームで’92年夏開催のバルセロナ五輪に乗り込んだのは印象深く記憶に残る。
同年欧州を制したヨハン·クライフ:Johan Cruijff【1947年4月25日生-2016年3月24日没】のFCバルセロナが、その名前をパクったのも懐かしい。
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この大会で金メダルを獲得したのは言うまでもないが、決勝で対戦したのがクロアチアだったのが衝撃。同年スウェーデンで開催されたUEFA欧州選手権。予選にはサンマリノとフェロー諸島が加わり参加国は三十三にまで増えた。但し優勝候補の一角、ユーゴスラビアは内戦を理由に出場権を剥奪されており、代役のデンマークが優勝する大番狂わせとしてフットボ-ル史に刻まれた大会。予選は’90年の春から始まりアイスランドがアルバニアに勝利。ソ連もユーゴスラビアも予選に参加している。一方五輪のバスケットに話を戻すと、前年欧州選手権で優勝したユーゴスラビアはフットボ-ル同様締め出される。但し代役に指名されたのが建国間もないクロアチアだった。それが初の国際大会で別格のアメリカに次ぐ銀メダル獲得だから偉業は讃えられて当然。そして銅メダルが今回の主役リトアニアである。
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明日開幕するバスケットボールの欧州選手権。本命はFABAランキングでアメリカに次ぐ世界第二位のセルビアとなるのか。バルト三国ではラトビアが九位、リトアニアが十位、欧州ランキングでは五位と六位につけているから充分上位進出も狙える。’92年銀メダリストがすっかり弱体化したのはサッカ-に才能が流れてしまった影響かもしれない。