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U21日本代表 4-0 U23パレスチナ代表 〜大会を通しての成長を見せ、結果・内容共にベストゲーム〜

 すると27分、右CK崩れのリターンをキッカーの原川力(愛媛FC)が素早くクロスを送り、ゴール前中央で鈴木が打点の高いヘッドで豪快に決めて2-0。鈴木は今大会5ゴール目。

 日本はパレスチナが引いてスペースを消すと最終ラインの岩波拓也(ヴィッセル神戸)が自らボールを運ぶことで中盤をサポート。岩波からバイタルへの縦パスを入れ、それを遠藤がフォローして分厚い攻撃で押し込む展開を作ったり、相手がプレスに来るとこの日絶好調の左サイド・秋野へのサイドチェンジや、最前線のスペースに走る鈴木や中島を狙うロングフィードを使うなど、”深さ””幅”の両方を使ったパスワークで完全に主導権を握るという理想的なゲーム運びを見せていました。
 そんな理想的な前半は日本が2点リードで折り返します。

大会を通した成長を感じさせるベストゲーム 〜盤石の開催国である永遠のライヴァル・韓国撃破を〜

 
 後半に入って2点リードの日本は大会の今後の過密スケジュールも考慮してか、ややラインを下げて無難にゲームを締める方向へと持って行きます。相手が前がかりになる事で、最前線の鈴木をスペースに走らせるカウンター1本を狙う攻撃も効果的に仕掛ける事も出来ていたのですが、負ければ敗退のパレスチナも強く、日本もまともに相手の圧力を受け過ぎてたり、最前線の鈴木の運動量も落ちて来るなどすると、余力もなくなって受身になってしまってやや苦戦。

 しかし、ここで毎試合のシステム変更や柔軟性のあるチーム作りをしてきた手倉森監督の采配が的中する。63分、「川崎ではダブルボランチなのでアンカーがいるシステムに戸惑う」主将MF大島に替えて、2列目のアタッカーである矢島慎也(浦和レッズ)を投入し、システムを4-2-3-1へ変更して機動力を出す。さらに74分にはエースFW鈴木に替えて、荒野拓馬(コンサドーレ札幌)をピッチへ。本格的なストライカーである鈴木の交代により、動きのあるFW荒野とセカンドトップ型の中島を2トップにした4-4-2へ変更して速攻を効果的に繰り出す布陣に。

 すると75分、ハーフウェイライン付近の遠藤から押し上げようとしていた相手DFラインの裏を突くロングフィードに抜け出した荒野がフリーに。巧みなトラップでGKの動きを見ながらカーヴをかけた巧みなシュートを沈めて3-0。83分にはバイタルで縦パスを引き出してワンタッチで前を向いた中島からエリア内へ抜け出した野津田岳人(サンフレッチェ広島)へスルーパス。シュートはGKに弾かれるも、こぼれ球に原川が詰めて4-0。

 また、日本は81分にMFの吉野恭平を投入しており、これで大会登録メンバー全員が試合出場を記録。試合をこなしながら成長を見せるチームが今大会のベストゲームを演じ、選手層と勝ちパターンを増やしながら勝ち上がって来た日本が4-0という会心のゲーム運びでベスト8進出。

 準々決勝となる次戦は中2日で開催国の韓国と対戦します。韓国は日本よりも年長のU23代表+オーヴァーエイジも3名たっぷり使用して本気で優勝を狙っています。また、これまでの日本の試合ではスタンドがガラガラで観客動員に乏しい状態でしたが、開催国だけあって韓国の試合には日本とのライヴァル関係もあって満員の観客動員が予想されています。そうした”完全アウェイ”の厳しい環境下での試合を韓国よりも年下のU21日本代表が倒す事が出来れば、さらなる自信と共に大きな経験値によって選手個々の大きな飛躍に繋がるでしょう。ここまでも確実に大会を通して成長を見せてきたU21日本代表だけに、”永遠のライヴァル”を倒してもらうために応援しましょう☆

では最後に個人採点をお楽しみ下さい☆

【選手採点・寸評】

先発出場選手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

GK牲川歩見 6.0 前の試合で先発を外された名誉挽回の機会。ハイボールが多くなった後半も193cmという高さを武器に冷静に対応。
右SB室谷成 5.5 システムを頻繁に変える中で負担の多い右サイドをずっと任されている彼には疲労の色が濃い気が。1人も代えがいませんが、パフォーマンスが落ちているのも確か。
CB岩波拓也 6.0 こういう中盤をサポートできるCBを誰もが待っていた。冷静かつ大胆な配球で最終ラインからゲームを組み立てた。
CB植田直通 6.0 相手FWを殺す”エース・キラー”ぶり。次の韓国戦で”ハンマー”と呼ばれる長身FWキム・シンロクのマークは任せたぞ!!
左SB秋野央樹 7.0  ユース時代の同僚・山中亮輔(ジェフ千葉)の負傷で初先発の機会を活かし、山中以上のパフォーマンス。サイドチェンジを引き出してから前へ出る積極的な仕掛けや、前線への的確な高精度のフィードでベストゲームを演出した☆
MF遠藤航 7.0 後方のビルドアップをCBに任せては前へ飛び出して先制点まで決めてしまう”日本のラーム”はベッケンバウアーのようなフォア・リベロとしてフリーマン役を見事にこなした。荒野のゴールをアシストしたロングフィードもお見事☆
MF大島僚太(63分まで出場) 5.5 ボランチよりも高い位置のインサイドMFではポジショニングやボールタッチの数の減少で戸惑っている模様。
MF原川力 6.5 大島とは打って変わって、彼の場合はアンカーのいる3センターが合っている。バランスを気にし過ぎる事なくゴールへ直結するプレーを見せた。
FW野津田岳人(81分まで出場)5.5 ミドルシュートを得意となる彼には前線に人が密集する4-3-3は不向きかも。大島と共にあまり機能していなかった。
FW中島翔哉 6.5 内側へ絞って秋野の攻撃参加を施し、バイタルで縦パスを引き出しては瞬時に前を向いて多くのチャンスに絡む。
FW鈴木武蔵(74分まで出場) 6.5 イラク戦以外の3試合で5ゴールとコンスタントな活躍。真価が問われる日韓戦でも結果を期待。