Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/orfool/soccerlture.com/public_html/wp/wp-includes/post-template.php on line 293

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/orfool/soccerlture.com/public_html/wp/wp-includes/post-template.php on line 294
no-image

U21日本代表 4-0 U23パレスチナ代表 〜大会を通しての成長を見せ、結果・内容共にベストゲーム〜

【選手交代】
63分、MF7.大島僚太 → MF12.矢島慎也
74分、FW9.鈴木武蔵 → FW14.荒野拓馬
81分、FW13.野津田岳人 → MF20.吉野恭平

3戦連続でシステムを変える”勝負に徹するスタイル” 〜この日は遠藤をアンカーに配置する4-3-3でスタート〜

 U21日本代表は大会直前に行われた大学選抜との練習試合ではフル代表のハビエル・アギーレ監督も採用している4-3-3のシステムを使ったものの、全く機能せずにスコアレスドローを演じてしまい不安の色が濃いままで大会へ出発。加えて、正GK候補のGK杉本大地(京都サンガ)が負傷、DFリーダー役のDF遠藤航(湘南ベルマーレ)が発熱により欠場していた事も輪をかけて不安を募っていました。結局、大会初戦のクウェート戦へ向けてはGKは負傷の杉本に替えてポープ・ウィリアムが追加登録され、遠藤も欠場する事態に。
それでも、手倉森誠監督は“勝負に徹すること”をスタイルにするチーム作りを施しており、大会に入っても毎試合異なったシステムでスタートするなど柔軟性と、それに対応可能な選手構成がこのU21代表の特徴。主将はJリーグで最も魅力的なサッカーをする川崎フロンターレでパスワークの軸となっているMF大島僚太が担っています。
 大会規定は「23歳以下の選手+オーバーエイジ(23歳以上)3人まで」であるものの、日本は2年後のブラジルで開催されるリオディジャネイロ五輪への出場資格を持つメンバーで構成した21歳以下で挑んでいます。

【マッチレポート】全方向対応型の4-3-3と現状のベストメンバー

 D組に入ったグループリーグ初戦のクウェート戦では遠藤を欠いた日本はJリーグでも定位置を掴んでいて、185cm以上の長身を誇るCBの3人を同時起用できる3-4-3を採用。相手のロングボールに対して長身CB3人が強さを発揮したどころか、日本はその3人を中心に高さで上回れる利点を活かし、セットプレーから2点を奪うなど、4-1で内容以上の結果的快勝。

 しかし、復帰した遠藤をアンカーに置いた4-3-3でスタートして迎えた第2戦のイラク戦では、この世代で”アジア最強”、それ以上に”リオ五輪の金メダル候補”と言えるイラクの強力な攻撃に屈して1-3と敗戦。しかし、今年の1月にはシュートすら打てずに完敗した内容とは打って変わって、撃ち合いを演じて見せた日本とイラクとの差は確実に縮まっているように見えました。

 1勝1敗で迎えたグループリーグ最終戦となるネパール戦では、明らかな実力差がある格下相手に手倉森監督は「引いた相手を崩す」べく、2列目のアタッカーを多く起用できる4-2-3-1を採用。実に3戦連続で異なったシステムでスタートするというこのチームの特徴も表現した上で、ネパールには野津田岳人(サンフレッチェ広島)の豪快なブレ球ミドルで先制すると、後半は斜めに入れる縦パスにフリックやスルーを交える創意工夫により4-0と完勝してグループ2位で決勝トーナメント進出。

 中3日で迎えたこの日のラウンド16ではU23パレスチナ代表と対戦。手倉森監督が「中東特有の身体能力を活かして間延びしたサッカーと、コンパクトな守備という合い異なったスタイルを持つ」という相手に対して、日本はどんなスタイル、システムの相手と対戦しても対応可能な”全方向対応型”を選択。ポイントとなるのはアンカーに入る遠藤で、相手のシステムや試合展開によって、彼がDFラインに下がって3-4-3にもなれる4-3-3でスタートしました☆

”深さ”と”幅”を駆使したパスワーク 〜完全に主導権を握った完璧な前半〜

 試合の方は日本が未知の部分もあるパレスチナを相手にした事で、相手の出方を窺いながらの慎重な入りを選択。その中でセットプレーからのチャンスを奪うなどして相手の力量やシステム、ライン設定などを把握しながら試合を進めて行く。
 
 そして、じっくりと相手を攻略し始めた17分。左サイドで人数をかけてボールを動かし、ワイドに上がった今大会初先発の秋野央樹(柏レイソル)を使って攻撃に幅を作った上で、中島翔哉(FC東京)を経由し、遠藤へ。遠藤はエリア内の鈴木武蔵(アルビレックス新潟)とのワンツーを駆使してエリア内に侵入。鈴木からのリターンを右足ダイレクトで狙いすました正確なシュートが決まって日本が先制。1-0。

 先制した日本はその後もクロスから中島がフリーで飛び込んだり、秋野のエリア内への突破からゴール前の鈴木へ折り返すも空振り・・・など決定機を作ってく。