三位オーストリアの五人の中で最も印象に残る選手ならばルイス·シャウブ:Louis Schaub【1994年12月29日生】。彼については第27話ケルンではかつてSKラピドウィーンで共にプレーしたフロリアン·カインツ:Florian Kainz【1992年10月24日生】とのコンビ復活のエピソードを、145話ではかつてHSVにも貸し出されたシャウブがハノ一ファ一96に移籍して対戦したエピソードと、これまで二度登場しているが今回が本番。
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ハンブルクからケルンに戻ったものの、出場機会が無い。そこで九月二度目のレンタル移籍となるのだが国境を越えてFCルツェルンへ。スーパーリーグで三十二試合に出場し、八得点十アシスト。何よりもリーグで二番目に(成功した)多いパスの数を記録したのだから、彼を軸として攻撃が組み立てられた事を証明している。リーグ五位に導いただけでなくクラブにとって実に二十九年ぶりとなるタイトル=スイスカップ優勝で充実した2020-21シーズンを締め括る。
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UEFA杯決を掲げたストライカー
高速道路で事故死も息子は助かる奇跡の物語
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1979-80年のUEFA杯決勝でアイントラハト·フランクフルトに栄光をもたらしたフレッド·シャウブ:Fred Schaub【1960年8月28日生-2003年4月22日没】。’83年から’86までハノーファーで二十二得点を記録。引退後は’97年最後に所属したアドミラとメードリングが合併した新クラブでユースコーチに就任。十七歳未満の少年たちを指導していた。2003年4月22日の朝7時20分頃、ウットリクスハウゼン近くのA7レーン高速道路で仏製コンパクトカーのルノー·クリオを運転していたフレッドは四十トンの大型トラックに追突して即死。
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四十二歳の若さで他界するのだが、後部座席に同乗していた八歳のルイスは足と頭を負傷したもののフルダの病院に搬送され奇跡的に一命を取りとめる。このニュースは当時三歳の息子を抱え週末スタジアムに足を運んでいた筆者にとって、あまりにも衝撃的で胸が痛んだ。