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ロベルト・バッジョの衝撃(後編)宇佐美へ届け「戦術を越える選手」に

 バッジョはグループリーグでは無得点ながら、決勝トーナメントに入って3試合で5得点。イタリア代表はアリゴ・サッキ監督が提唱した時代の最先端を行くゾーンプレス戦術が全く機能していませんでした。しかし、持ち前の堅守に、バッジョの個人技を最大限に活かすというシンプルな堅守速攻で決勝へ進出。スコアレスで迎えた決勝・ブラジル戦のPK戦では5人目のキッカーとして登場するも大きく上へ外して失敗し、自ら決勝へ導きながらも「悲劇のヒーロー」は準優勝に終わりました。PKを外したとはいえ、バッジョが決めていても、ブラジルの5人目が成功していればイタリアは敗れていたのですが、イタリア国内ではバッジョへの批判は凄まじく、彼の親戚宅が放火の被害にも遭いました。