オーストリアとイタリアの緊密な経済関係の一端にふれる
◇◇◇◇◇
カバー写真だと小さ過ぎて何を持っているのかわからない。リンツとサンクトぺルテンのほぼ中間に位置するヴェスタウトバーン
内のアウトグリルYBBS店で使える割引クーポン券。赤いロゴの横には見覚えのある六本足の火を吹く犬。F1フェラーリのマシンで目にしたeniガソリンのロゴ。共通しているのは両社ともイタリアの企業。リンツでは見掛けるeniの給油所ではあるが、ウィーン周辺で見掛けたことはない。フ-ドチェ-ンのアウトグリルはローマのテルミニ駅店に入りパスタとサラダを皿に盛ったことがある。ちなみにライファイゼンと肩を並べるメガバンクのオーストリア銀行は、2005年からウニクレディト・グループ(本社ミラノ)の傘下にある。こうしてみるとアルプスが隔てていても、言語や文化が異なっても、イタリアとは隣国だけあって経済関係も緊密。そういえばフェストアルピーネも二年前にイタリアの溶接ワイヤーメーカーであるイタルフィル社を傘下に収めていた。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
何処まで上がるのか ドイツCO2税
◇◇◇◇◇
’21年CO2税の加算を実施した上に’22年にロシアのウクライナ侵攻そしてイラン周辺での軍事衝突で原油価格の高騰が止まらない。これにはドイツ国民も愚痴を溢したくもなる。CO2税とは、ガソリンスタンドで石油燃料を購入した場合、CO2量1トンに対して25ユーロを課す《カーボンプライシング》。1リッターあたり9円程度が加算と聞いて「対したことない。」と思うなかれ。’24年は35ユーロ。昨年は55ユーロまで引き上げており、何処まで上がり続けるのか。カーボンプライシングは独以外でも英仏の二大国と北欧でも導入されているはず。そして’26年は遂に日本も政府の先行投資支援と組み合わせた独自の「成長志向型カーボンプライシング」が導入される。これが最近耳にする「GX-ETS(排出量取引制度)」だが正直仕組みがまだ理解できていない。CO2税の「税」、この文字が目に入ってくるだけで不愉快になるのはおそらく自分だけではないはず。
◆◆◆◆◆