148〗Raiffeisen Arena / パシング

メガバンクの名を冠するのに 八千人規模のスタジアム

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鉄鋼・化学から最近はハイテク産業でも注目される商工業都市。代表的な企業でまず名前があげるならばフェストアルピーネ:Voestalpine。自動車及び鉄道メーカ-に向けて高品質な鋼材の製造と加工技術を提供しており、中でも特殊鋼や高機能金属は航空・宇宙の分野で目覚ましい実績を残している。敷地内の鉄鋼工場博物館は隠れた観光スポットにも。2050年までのカーボンニュートラル実現を目指すのが同社。オーストリア政府や日本企業とも連携して、CO2を排出しない水素還元製鉄のパイロットプラントの実用化など世界の最先端を突っ走る。1869年創立のオーバー銀行を筆頭に、1922年創立のBank Gutmannなどのプライベートバンク、また同国最大手金融機関のライファイゼン:Raiffeisen国際銀行(本社ウィーン)も立派なオフィスを構えている。特に異彩を放つのは環境分野の投資を牽引するGreen Finance Groupのプロジェクトだろうか。不動産、再生可能エネルギー、金融投資などの分野で持続可能性に重点を置くのが同グループ。オフィスビルも当然サステナブルで市の南側ヴェークシャイトに構え、そこから西に四キロ行けば国内最大級のショッピングモール《プラスシティ:PlusCity》がある。
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二百以上の店舗とレストラン。週末は家族連れで賑わっているのだろうが、ドイツでハム・ソーセージにじゃがいもとビールだけで三日間を過ごしてきた自分には関係ない。隣国でも食生活は変わらずビ-ルの銘柄だけはオ-ストリアの国民的銘柄に。車を出さなくても市中心部からトラムでアクセスできるのは有り難いが目的地はプラスシティではなく、一キロほど南に歩いてたどり着いたのはパシング市が所有する収容数7,870人の公営スタジアム。
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オーストリア・ブンデスリーガ2025-26シーズンは、LASKリンツが最終的に勝ち点僅か二差でSKシュトゥルム・グラーツを振り切って1964-65シーズン以来となる快挙(国内リーグとカップの二冠)を達成した。第148話はLASKリンツかつて仮本拠地として借りていたヴァルト・シュタディオン。LASKリンツは1908年の創立。’65年の優勝はウィーン以外の都市のクラブとして初の快挙。2012-13シ-ズンの三部降格を経て’17年に念願の一部復帰を果たすと四位の好成績でUEFAヨ-ロッパリ-グ(EL)の切符を手にする。予選三回戦はトルコのべシクタシュが相手だったから敗退も仕方ない。18-19シ-ズンは二位でのフィニッシュ。UEFAチャンピオンズリーグへの道が開かれる。