責められるべきは主審ではなくFIFA サン=テティエンヌの悲劇は蘇るのか
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ベスト4で初優勝国が誕生する可能性が消滅した今回のFIFAワ-ルドカップ北中米大会。本日はスペインがフランスに勝利。
「今日の主審は準決勝を裁くにふさわしいレベルだったと思いますか?」と報道陣に問いかけたのは敗軍の将ディディエ・デシャン:Didier Deschamps【1968年10月15日生】監督。
おそらくこの知的で会見の際巧みなユーモアも交える監督が批判したかったのはエルサルバドル人のレフェリ-ではない。批判されるとするならばこの審判を任命したFIFAである。中国人の不動産購入で新築マンションの価格が高騰。これで中国人を悪者扱いするのはお門違い。悪いのは規制を設けない売国政治家である。三位決定戦はフロリダ州のマイアミでの開催。市民権や永住権を持たない中国人が州内の不動産を購入することを原則禁止しているのがフロリダ州。戦闘終結に向けて覚書に合意しても、攻撃の応酬は続ける合衆国。敵に対して差別だ人権だのと呑気なことは言ってられない。
明日は因縁のアルゼンチン対イングランド。’98年のフランス大会ラウンド16。デイヴィット・ベッカム:David Beckham【1975年5月2日生】の退場劇はサン=テティエンヌの悲劇として暗い影を落とした。第百五十八話はASサン=テティエンヌ(ASSE)の本拠地、ル・ショードロン・ヴェール=緑の大釜の愛称で知られるスタッド・ジェフロワ=ギシャール。
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’98年大会の会場に選ばれた事で「このままじゃいかん」とスタジアム本体に1億フラン、周辺施設には6000万フランの改修予算が組まれる。’96年5月に工事がキックオフ。改修は主にメインスタンド。1952年から七年間ASSEの会長を務め、クラブの黄金期の礎を築いた実業家の名前を冠する。ロッカールームと更衣室、障害者用アクセス設備、新たに三千席のバルコニー席を増設し、屋根の構造も支柱で支える方式へと再構築された。古い照明塔は撤去され、四方のスタンドに新しい照明設備が設けられると、ゴール裏の立ち見席を廃止して安全基準を満たす座席に変更している。更に安全ネットやフェンス、監視するための防犯カメラも多数設置されセキュリティ面も向上した。ピッチを張り替えて再オープンしたのは1998年5月12日だから開幕一ヶ月前と結構ギリギリ。この改修コンペの勝者はベルジェetジャロン。彼らは特にフランスのスポーツ&文化施設の設計と改修で有名なデュオ。ジェフロワ=ギシャールは代表作のひとつ。