ロンドンで缶ビ-ル片手に歩いている輩と会わない理由
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そういえばオリンピック·ウェイ。家庭用電化製品販売のCurrysを過ぎると馬上からスタジアムの警備にあたる警官。パリでもアムステルダムでも試合開催日によく見かけるる騎馬警察出動は欧州でお馴染みの風景。スタジアムまでの象徴的なアプローチとその周辺地域での路上飲酒を自治区評議会は禁止している。知らずに飲んでいると警官が没収。従わなければお縄にも成り兼ねない。そもそも英国では路上での飲酒は禁止なので、缶ビール片手にお散歩はできない。屋外施設や公園などでイベントが開催される場合に限り公共の敷地でも特別に許可されるのだが、フットボールの試合開催時でもこのオリンピックウェイは敷地外の公道なので取り締まりも厳しい。では英国在住ののんべえ達は何処で飲めばよいかというと、まずスタジアム周辺の認可されたバーやレストラン等の飲食店。またスタジアムの外に専用のファンゾーンを設けるので、そこであれば大丈夫。確か近郊のパブや酒類販売店は試合開始一時間前以降はアルコールの提供はできないルールもあったはず。
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上写真は2014年のフランスリーグカップ決勝開催時スタジアムで販売されていたビールのカップ。建物外周の売店で購入している。
スタジアム内は禁酒で売店でアルコール飲料は取り扱っていないからロンドンよりもパリのほうが厳しいと感じた。翌年のウェンブレーでは既にスタジアム内の飲酒販売を解禁していたはず。スタジアムが巨大なパブ 品揃えは欧州屈指。驚くべきはクラフトビ-ルのお店からスピリッツ、更にカムデン、カクテルと並んでいる充実ぶり。ロンドンのカムデンタウン地区での醸造所創業は2010年。伝統的な英国でドイツとアメリカのスタイルを融合させたのがカムデン。座席数ならば欧州一はバルセロナのカンプノウ。ウェンブリ-がその次となるがアルコ-ルの品揃えに関しては、欧州でこれほどのスタジアムは見たことがない。ビ-ルの銘柄だけならばドイツのスタジアムも、複数扱っていたりもする。
それにしても分煙ならぬ分酒が徹底されている。スタジアム外からのアルコール持ち込みは禁止。座席までビアカップは持ち込めない。開始前やハ-フタイムは、スタジアム内コンコースでの立ち飲みOKと妙な規則。
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2018年には、イングランドの複数のクラブが正式にFAにスタンドでの飲酒許可を嘆願している。’21年には感染症拡大で各クラブの財政が逼迫した折に元スポーツ大臣で現保守党議員のトレイシー·クラウチ:Tracey Crouch【1975年7月24日生】氏が提案した救済策がこのスタンド飲酒許可だった。但し現状は今も変わらない。大きな汚点として記憶に新しいのはイタリアがイングランドをPK戦の末退けたユーロ2020決勝戦。’21年7月12日のウェンブリーにチケットを持たない輩が有う事か障害者用の入り口から侵入する暴挙で負傷者を出してしまったのは“紳士の国”英国の恥。飲酒だけでなく入場者の携帯品チェックなどセキュリティが異常なほど厳しいのも頷ける。