そんな中、やや閉塞感もあったチームをいったん崩した森保一監督の判断は、おそらく2015年シーズンに向けての布石だったのだろう。結果的には土台となる後方のメンバーにあまり変化はなかったものの、せっかく積み上げたジェンガ(積み木ゲーム)を崩すのは大きな勇気が必要だったはず。失点急増とはいえ連覇したチームの主力をいったん壊すと、優勝しても主力選手が流出してしまうサンフレッチェにとってはそれに拍車がかかるかもしれない。実際に10番を付けていたMF高萩洋次郎(現・FCソウル)とFW石原、DFファン・ソッコ(現・鹿島)は退団したが、森保監督からすれば、同じジェンガを積み直すだけでは進化はない、とも考えていたのではないか?