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ユヴェントスVSレアル 〜ユーヴェの金星を徹底分析!!〜

そしてレアルのミスは前半7分の先制点へと繋がってしまう。ユヴェントスの先制ゴールは実に美しいパスワークから生まれており、シュートに至るまでに27本ものパスを繋いでいる。しっかりとブロックを組んでいる状態でパスを回されるのは構わないが、レアルはボールを追い回している状態で27本ものパスを繋がれている。
縦にサイドにと振られ続ければ陣形に綻びが生まれ、いくら優秀なCBを揃えるレアルでもカバー出来なくなる。マルキジオからテベスに絶妙な縦パスが入った時、レアルは選手たちの心の声が聞こえるほどのミスを犯している。

マルセロは上がってきたリヒトシュタイナーを見るのか、それともDFラインとの距離を詰めるべきかで曖昧なポジショニングをしており、その隙間にパスを通されている。あの行動は明らかに序盤からフリーにしていたリヒトシュタイナーを意識したものであり、マッチアップがはっきりしないままプレーを続けていた証拠だ。
試合の中盤になるとようやく落ち着きを取り戻したものの、開始7分で与えた先制点はあまりに不用意だ。そう、この日のレアルは大胆というよりも不用意と表現した方が適切だ。相手のメインシステムへの対応を怠り、普段通りの自分たちで対等に戦えると考えていたのだから。
ラモスを中盤で起用する堅守速攻を考えたのであれば、ボールを奪うメカニズムを整えなかったアンチェロッティの仕事はあまりに杜撰だった。

☆それでもユーヴェの突破確率は30%

一方のアッレグリは自分たちの戦い方を忘れる事なく、昨季王者をリスペクトした戦い方を選んでいた。トップ下で起用したビダルにはいつも以上の運動量を要求し、守備時には4−3ではなく4−4になるように指示を出していた。
つまりレアルのストロングポイントがサイドにあると理解し、4−4の方がサイドへの対応に向いていると考えたのだろう。2点目を奪った直後にはバルザッリを投入して3バックシステムに変化させており、守備時に5バックになる事でよりサイドの守備に厚みを持たせていた。
相手のミスとラッキーなカウンターアタックで2点をリードした事は嬉しいサプライズだったはずだが、相手へのリスペクトを忘れなかったプランニングは称賛に値する。バランサーの代表格であるアンチェロッティを横目に、アッレグリは自分たちの戦い方と慎重さを混ぜ合わせた見事なバランス感覚を見せたといえる。

しかし、まだ第1戦しか終わっていない事を忘れてはならない。アンチェロッティは第1戦でミスを犯したが、2度もミスをするとは考えにくい。2−1とスコアがほぼ互角な事を考えても、私の中でもレアル優位の見方は変わらない。ベルナベウでのレアルを無失点に抑える事は難しく、ユーヴェはアウェイの地でも得点を奪いに行かなくてはならない。
恐らくアンチェロッティは翌週の第2戦ではチチャリート、あるいは負傷から復帰するのであればベンゼマをトップに起用してくるはずだ。第1戦でロナウドとベイルのトップ起用が機能しない事が分かったため、同じ手を打ってくる事は無いだろう。
ラモスが中盤でパスミスを連発した事や、ヴァランがテベスを何度もフリーにした事を考えると、ラモスはペペと共にCBで起用し、中盤にはクロース、ハメス、イスコの3枚、前線にはロナウド、ベイル、チチャリートorベンゼマが入るだろう。

この日の後半に見せたように、レアルはチチャリートが入ってから攻撃に勢いがついている。これは中央でポスト役になる選手が入った事が関係しており、チチャリートかベンゼマがトップに入った際のレアルの攻撃は全くの別物と考えておいた方がいい。
ユーヴェがベルナベウでも2点以上奪える可能性は限りなく低いため、ユーヴェが決勝に辿り着くには0−0か1−1のどちらかだ。しかし攻撃的に戦うレアルを無失点に抑える事は難しいため、勝つとすれば1−1しか無いというのが私の読みだ。
ただ、ユーヴェが試合開始から1点を奪いに動き出せば、逆にレアルにカウンターの機会を与える事にもなる。先制は許しても構わないというスタンスで、あくまで慎重に戦うのが無難だろう。仮に0−0の展開が続けば必ずレアルは焦れてくる。そこが唯一のチャンスといえるだろう。

第1戦に勝利しながら有利と考えられないのは寂しいが、ユーヴェの突破確率は30%だ。ポグバが第2戦に間に合う場合はもう少し希望が持てるが、負傷明けの彼を希望の星と考えるのは酷だろう。
これらの情報を踏まえた第2戦の注目ポイントは2つだ。後半に見せたチチャリート(ベンゼマ)の入った攻めに対してユーヴェがどのような対応策を練るのか、ユーヴェに面白いように回されたパスワークをいかに封じるのか。この2点に注目すれば第2戦の構図が見えてくるはずだ。