
マルセロは上がってきたリヒトシュタイナーを見るのか、それともDFラインとの距離を詰めるべきかで曖昧なポジショニングをしており、その隙間にパスを通されている。あの行動は明らかに序盤からフリーにしていたリヒトシュタイナーを意識したものであり、マッチアップがはっきりしないままプレーを続けていた証拠だ。
試合の中盤になるとようやく落ち着きを取り戻したものの、開始7分で与えた先制点はあまりに不用意だ。そう、この日のレアルは大胆というよりも不用意と表現した方が適切だ。相手のメインシステムへの対応を怠り、普段通りの自分たちで対等に戦えると考えていたのだから。
ラモスを中盤で起用する堅守速攻を考えたのであれば、ボールを奪うメカニズムを整えなかったアンチェロッティの仕事はあまりに杜撰だった。