太陽と海の神に守られるエーゲ海の国家 日出ル国は誰が守るのか
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クウェートのハサウィ一族が所有していた古豪ノッティンガム·フォレストFC。マリナキス氏によって買収されたのは2017年5月18日。「ギリシャにそんな大金持ちがいるのか?」と当時は驚いたが’10年には故郷のクラブであるオリンピアコスの株式の過半数を取得すると同年8月から’11年9月までギリシャ·スーパーリーグの会長と連盟の副会長も務めた大物だったから納得。マリナキスの投資もあって’22年に二十三年ぶりにプレミアリーグへの昇格を果たしている。ちなみにポルトガルのリオ·アヴェFCのオーナーでもある海運王。カラベル船のエンブレムが気に入ったに違いない。
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前述のアンドレアス·シアミシス:Andreas Shiamishis【1966年12月生】が’19年からCEOを務めるヘレニック·エナジー·ホールディングス。旧社名はHellenic Petroleum。従来の石油精製中心のビジネスモデルからの脱却を宣言。気候変動への対応と持続可能な成長を実現するためのVision 2025を掲げた。国内で太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入が爆発的に進んだ結果、近隣のブルガリア、北マケドニア、イタリアなどへ電力を売る電力の純輸出国へと転換しています。バイオ燃料、クリーン水素、e-モビリティ、次世代合成燃料といった新エネルギー分野の開発を加速させる次期戦略はその名も《Vision 2030+》。さて大規模な天然ガスや石油があるのではと注目されているイオニア海やクレタ島沖。アメリカのエクソンモービルやシェブロンなどの国際大手も参画しており、来年には約半世紀ぶりとなる試掘が始まるのだが果たして…
エネルギー輸出とそれをサポートする海運を基幹産業とするギリシャ。’09年の経済破綻は一昔前のこと。昨春だったか、前首相がギリシャを例えに出した際見下すような発言?にも聞こえたが少なくとも減税に二の足を踏む我が国政府がギリシャの名前を口にするなど甚だ烏滸がましいのである。太陽の神アポロン(ソーラー発電)と海の神ポセイドン(海上風力)に今もこの国は守られているのだから。〖第百八十八話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:Lacta girl