Foot ball Drunker 〔104〕visiting 『Tynecastle Stadium 』エディンバラ / スコットランド 

スコットの街は今日も曇り空

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数多くの絶景が点在する欧州でも一際、エディンバラの情趣溢れる朝焼けは忘れ難い。今の季節、空気が乾燥している日本ではオレンジ系の朝焼けを目にする回数も増えるから早起きは三文の徳。英国でも特に曇りの天候が多いスコットランド。偏西風が海上の水蒸気から生み出す雲は、パープルからバイオレット色に染まるカンバス。幻想的な世界として描かれたエディンバラの街並。青と赤、相反する色の絵の具を混ぜることで新たな色彩が生み出される。
 

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カバー写真はグレートブリテン島の北東、1988年にオークニー諸島で創業したクラフト·ブリューワリー。銘柄はRed MacGregorレッド·マグレガー。貴族と戦う赤毛の英雄ロバート·ロイ·マグレガー:Raibeart Ruadh MacGriogair【1671年3月7日-1734年12月28日】は実在した。

エディンバラ空港からの出国、荷物検査を終えて土産を免税ショップで探していると15~16番ゲートの前には見慣れたワンコのロゴ。


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2018年にオープンしたブリュードッグのエディンバラ空港店。翌’19年からはオーストラリア·ブリスベンの醸造所も稼動している。
   
法律と経済の学位を取得し弁護士の職に1ヵ月で見切りをつけ漁船に乗って海へ飛び出したジェームズ·ワット:James Watt はかなりの変わり種。エジンバラのヘリオットワット大学で醸造と蒸溜を学んだマーティン·ディッキー:Martin Dickieとのコンビで’07年に創業。当時はともに24歳。それが今ではアサヒビールとの合弁会社「ブリュードッグ·ジャパン」を設立するまでに。


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『マッドマックス:フュリオサ』が、間もなく公開される。監督のジョージ·ミラー:George Miller【1945年3月3日生】は健在。彼がメガホンを握った1979年公開の『マッドマックス』を劇場で観た頃の筆者は幼気な高校一年生。
主演は後に第68回アカデミー賞で作品賞・監督賞など五部門を受賞した『ブレイブハート』のメル·ギブソン:Mel Gibson【1956年1月3日生】。実在の英雄ウィリアム·ウォレス:William Wallace【1270年生-1305年8月23日没】の生涯が映像化されてからスコットランド代表チームをブレイブ·ハーツと呼び、肩入れする輩も多い。