Foot ball Drunker 〔25〕visiting 『FAC Platz 』ウィーン/オーストリア


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この日虹色の主将章を巻いたブルチコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)出身のルネス・ベシロビッチ:Mirnes Becirovic 【1989年1月10日生】が2016-17シーズン加入で最古参。それにしても上下水色にスポンサー企業名だらけのユニフォームは七年前とほとんど変わっていないのが嬉しい。

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試合後記念撮影となった5人の中でも印象に残ったのは中央、昨季地域リーグチームのSVストリフィングから移籍して2部デビューを果たしたマッセ・シェルザーデ:Masse Scherzadeh【2001年8月27日生】この日は最終ラインに入った187cmの長身。但し本職はミッドフィルダーだけあってスペースを見つけドリブルで持ち上がるプレーが記憶に残る。


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真剣勝負とは別の魅力があるチャリティマッチ それもまたフットボール

2014年夏に仙台で開催された東日本大震災復興支援試合。足が縺れるサルバートレ・スキラッチ:Salvatore Schillaci【1964年12月1日生】の姿をTV画面で楽しませてもらった。

寅さんこと、渥美清さんが他界して23年となる2019年。『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開された作品公開直後、23年ぶりに俳優復帰した後藤久美子:Kumiko Goto【1974年3月26日生】さんの演技に否定的な意見も。その理由で映画を低く評価する輩もいて切ない気分になった。感想をネット上にあげることは自由だし賛否両論があるのは世の常。


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ちなみに自分は劇場ではなく、封切からしばらくしてネカフェの個室で感涙した。既に主演俳優がこの世に存在しない状況で制作された『お帰り 寅さん』なる作品に対して、やれ脚本がとか演技がどうとか野暮の極み。チャリティマッチの試合で公式戦同様選手のプレーを採点するぐらい無意味。

技術レベルが高ければ、感動するわけではない。寅さんがおしえてくれたこと

女優業どころか日常日本語を使う機会も少ない後藤さんが、スクリーンにその美貌を披露してくれただけで感謝。当初日本には存在しない職業キュレーターから、アンジェリーナ・ジョリー:Angelina Jolie 【1975年6月4日生】の難民支援活動で知られるUNHCR上級渉外官という設定に変更されたのには苦笑した。