175〗Andrův stadion / オロモウツ

一列手前の中盤低めのポジションの守備に安定感をもたらしたのがルカシュ·カルヴァフ:Lukáš Kalvach【1995年7月19日生】。地元オロモウツの出身’02年以来シグマのユースアカデミーからの生え抜きは豊富な運動量と鋭い洞察力からのインターセプトでレギュラーに定着。地元メディアからロールモデルを聞かれてトニ·クロース:Toni Kroos【1990年1月4日生】の名前を挙げていることでも、そのプレースタイルを窺い知れる。
因みに彼の祖父イジー·ヴィット:Jiří Vít【1949年12月21日生】はシグマでその名を馳せた名ゴールキーパー。引退後はナショナルチームのスタッフも務めているから孫の代表招集には目を細めていることだろう。
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あの日あの時は■2018年8月23日UEFAヨーロッパリーグ予選プレーオフ第一戦シグマオロモウツ対セヴィージャFC。

FCヴィソチナ·イフラヴァ戦を取材してから四ヶ月、EL予選三回戦アルマトイ戦をクリアして迎えたプレーオフ。前述のとおり十万都市のオロモウツのアンドルーヴにはスパルタ戦を上回る一万一千七百人の観衆がスタンドを埋めた。それもそのはず、対戦相手は二週間前のスーペル·コパ·デ·エスパーニャでバルサと対戦したばかりのセヴィージャ。前年にはマンチェスター·ユナイテッドを下し欧州八強入りを果たしている強豪のフォーメーションは3-4-3。コロンビア、アルゼンチン、フランス、ブラジル、最終ライン中央にはコートジボワールと各ポジションにA代表レベルを配している豪華な布陣。最も注目すべきは最後方ゴールマウスの前に立つトマーシュ·ヴァツリーク:Tomášc Vaclík【1989年3月29日生】で守護神はオストラヴァ出身。夏の移籍市場で獲得したばかりのチェコ代表レギュラーGKは’16年から’17年のFIFAワ-ルドカップ予選八試合に出場。それが昨年ポルトガルのボアヴィスタとの契約終了以降浪人中であると近況は第154話に書いたばかり。