173〗Stade Louis II / モナコ

祝 福島ビエンナーレ開幕 迷子になったアントワープのモードナシ-

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現代アートの祭典『福島ビエンナーレ』が開幕して二週間が経つ。2004年の初回から数えて十二回目。今回メイン会場となるのは双葉郡の町村。同郡での開催は初めてとなる。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十五年の歳月を経て、犠牲者追悼と復興への祈りが込められた作品が国内外から集結する。お薦めを一人挙げるならば風早小雪:Koyuki Kazahaya 【1987年生】(敬称略)。武蔵野美術大学から続けて’12年に留学したアントワープ王立芸術アカデミーでも版画を学んでいる。自ら撮影した映像や写真からイメージを抽出し、銅版画や画面に直接描き込んでいくスタイル。’11年から福島県の東部で太平洋岸《浜通り》取材して以来被災地をテーマにした作品を発表している風早。元祖ロ-マに続き、パリでも1648年に王立の芸術アカデミーが創立。そして1663年に設立されたアントワ-プの三大アカデミーが世界屈指の伝統校として知られる。
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十八年前に撮影した写真は市内中心部にあるファッション複合施設モードナシ-:ModeNatie。現代ファッションを展示するモード博物館だと聞いていたら、やたら学生らしき若者とすれ違いフラフラついて行くと立ち入りはお断り。芸術アカデミーのファッション科も施設内に入っていたのである。こちらも服飾系の教育機関としてはロンドンCSM、ニューヨ-クのパ-ソンズと肩を並べる名門中の名門。上写真を見ると建物一階はYohji Yamamotoの店舗。’81年にパリコレで《黒の衝撃》を巻き起こした山本耀司【1943年10月3日生】は筆者世代にとってはカリスマ的存在。’80年代半ばに台頭するアントワープシックスへと襷が渡される。アントワープ王立芸術アカデミー出身のデザイナー達からのリスペクトは現在も変わらない。日本代表のユニホ-ムも「Y」の字だから許されたのである。
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