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なぜ長友は出場できないのか〜訪れた4つ目の試練と近づく終焉〜

2月8日のパレルモ戦での負傷から復帰したものの、未だ出番が無い長友。まだコンディションが充分に整っていない事も理由の1つだが、長友が今夏で放出されるとの噂も聞こえ始めている。
レオナルド、ストラマッチョーニ、ラニエリ、マッツァーリとあらゆる監督の下で信頼を勝ち取ってきた長友に、いったい何が起こっているのだろうか。

そこには未だ経験していない第4の試練があった。

☆乗り越えられるか5つ目の試練

1つ目の試練はインテルという名門で日本人が定位置をつかむ事、2つ目は指揮官交代の荒波の中でも多様性を身に付けてポジションを守る事、3つ目の試練は3バックを志向するマッツァーリの戦略を理解し、信頼を勝ち取る事。長友はこれら3つの試練を持ち前のメンタルで乗り越えてきた。
日本人らしい守備面でのミスも多々あったが、長友はインテルに移籍してからの4年間で実に大きな進化を遂げた。複数の監督から信頼を得る事は非常に難しく、もはや世界を代表するサイドバックに成長したといっても過言ではないだろう。しかしそんな長友に4つ目の試練が訪れた。

今季途中に解任されたマッツァーリに代わって就任したマンチーニは、監督として過去にインテルでセリエA3連覇を果たした英雄だ。その後もシティをプレミア優勝に導くなど、名将へのステップを確実に踏んできた。インテルサポーターであれば期待せずにはいられず、今の停滞感を解消してくれると考えた事だろう。
しかしELではヴォルフスブルクに敗れベスト16で姿を消し、指揮を執り始めた11月23日のミラノダービーから7勝9分7敗とパッとしない成績となっている。サポーターとしては決して納得できないものであり、不満の声が出るのも理解できる。
しかし、今のインテルにはマンチーニの「らしさ」がよく出ている。マンチーニは監督として輝かしいキャリアを誇るが、実はかなり慎重に戦うタイプの指揮官なのだ。

大型補強を続けていたシティ時代も、マンチーニはなかなか攻撃的サッカーへと舵を切らなかった。システムは4−3−1−2で固定し、後方に4−3の7枚を残し、攻撃は前線の3人のみで行う事がほとんどだった。ナスリやテベスが入ったにもかかわらずだ。
マンチーニには「まだ我々はユナイテッドらと肩を並べられる戦力では無い」との考えがあり、常に自分たちを過小評価してきた節がある。それは今も変わらず、マンチーニは今のインテルをビッグクラブとは認識していない。
せいぜい中堅クラブと位置付けており、優勝どころかCL出場枠すら勝ち取れないと考えているはずだ。つまり今季の内に中位をさまようクラブを改革しようなどとは考えず、身の丈に合ったサッカーを展開しているのだ。

システムは以前インテルを率いていた4−3−1−2と同じで、仕組みもシティ時代によく似ている。攻撃はトップ下+2トップの3枚が中心となり、後方からの上がりはほとんど無い。もちろんサイドバックのオーバーラップも少なく、ビルドアップ時も4バックは横1列に並んだ状態でおこなわれている。
つまり長友のような攻撃的サイドバックは使われていないのだ。ジョナタンと長友の両サイドバックが離脱していたのも事実だが、代役を務めるダンブロージオとファンは共に守備を重視したプレーをしている。
ダンブロージオとファンは身長が185cmあり、ファンはCBとしてもプレー出来る選手だ。シティ時代にもマイカー・リチャーズのような大型サイドバックを使用していたマンチーニは、サイドバックに守備を強く要求している部分がある。
これは攻撃で真価を発揮してきた長友とは一線を画すものであり、170cmと小柄な長友にマンチーニが求めるDFラインの一角を務められるかは疑問だ。

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

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