Foot ball Drunker 〔38〕visiting 『 Raiffeisen Arena』パッシング/オーストリア

メガバンクの名を冠する8千人規模のスタジアム。

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鉄鋼・化学産業からハイテクへ、商工業都市リンツの人口は20万人。オーバーエスターライヒ州の州都はオーストリア第3の都市。LASKリンツは1908年の創立。1965年にはウィーン以外の都市のクラブとして初となる国内王者の称号を勝ち取る。今夏遂に新スタジアムが完成。
第38話はLASKリンツが仮本拠地として借りていたヴァルトシュタディオン。スタジアムはパッシング市が所有する公営スタジアム。収容数は7,870人。


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2019年からネーミングライツは、同国最大手金融機関のライファイゼン国際銀行(本社ウィーン)と契約。ナショナルチームのスポンサーでもあり、ゲアノット・トラウナー:Gernot Trauner【1992年3月25日生】の胸中央にも黄色と黒の同社ロゴ。


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オーバーエスターライヒ州は、チェコの南ボヘミア州との国境を挟んで面しているので、リンツとプラハの両都市は250キロも離れていない。

何処まで上がるのか ドイツCO2税

パッシングのスタジアムではUEFAの基準を満たさず昨年3月のカンファレンスリーグのラウンド16はサンクトペルテンのNVアリーナ開催となった。
サンクトペルテンとなると280キロは越えるからガソリン高騰の折、自家用車で移動したスラヴィアサポーターからすれば少々不満。


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写真はドイツのバイエルン州からオーバーエスターライヒ州の国境を越えるルートで移動中。道路の表示も オーストリアの三大都市名が並ぶ。方向が違うザルツブルクは第4の都市。

一昨年CO2税の加算を実施した上に昨年ロシアのウクライナ侵攻で原油価格高騰。これにはドイツ国民も愚痴を溢したくもなる。
CO2税とは、ガソリンスタンドで石油燃料を購入した場合、CO2量1トンに対して25ユーロを課す《カーボンプライシング》。1リッターあたり9円程度が加算と聞いて「対したことない。」と思うなかれ。現在は35ユーロ。2025年には55ユーロまで引き上げることが決定しており、何処まで上がり続けるのか。


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オーストリアで見掛けるイタリアの石油メーカー

カバー写真だと小さ過ぎて何を持っているのかわからない。リンツとサンクトぺルテンのほぼ中間に位置するヴェスタウトバーン
内のアウトグリルYBBS店で使える割引クーポン券。赤いロゴの横には見覚えのある6
本足の火を吹く犬。F1フェラーリのマシンに見たeniガソリンとアウトグリルは隣国イタリアの企業。リンツでは見掛けるeniの給油所ではあるが、何故かウイーン周辺に一店舗もない。