Foot ball Drunker〔33〕 visiting 『 Stadion Rajko Mitić』ベオグラード / セルビア

バーゼルで見た19歳が欧州最高峰のステージに

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ハノイの空港で本場のフォーに舌鼓をうつ。元フランス領ベトナムの国旗は、赤地にゴールド(イエロー)スター。五方向の光は、労農兵商そして知識人を示す。


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昨日10月4日のUEFAチャンピオンズリーグ第2節 ベオグラードの“マラカナ”には5年ぶりとなる欧州最高峰の舞台とあって4万7千人の大観衆。しかしヤングボーイズ相手にレッドスター·ベオグラードは痛恨のドロー。グループ最下位で次節ライプツィヒ戦に臨む。
この試合注目のプレーヤーを挙げるならばバーセルから貸し出された20歳のブルキナファソ代表。スイス·スーパーリーグ、ローザンヌ·スポルト戦から約一か月ぶりの実戦の相手が前年覇者マンチェスター·シティでは荷が重い。(3-1の敗戦)。


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それでも連続フル出場を果たしたセンターバックのナセル·ジガ:Nasser Djiga【2002年11月15日生】は貴重な経験を積み得たものも小さくはないはず。

アムステルダムのセルビアコンビ 

第33話はレッドスター=FKツルヴェナ·ズヴェズダの本拠地スタディオン·ライコ·ミティッチ:Stadion Rajko Mitić。ブダペストやプラハ、ワルシャワが旧東欧時代の暗さを払拭したのと比べ、NATO空爆(1999年)のダメージから完全に復興したとは言い難い空気の重さがベオグラードにはある。

イタリアのバーリでビックイヤーを掲げたのは1991年5月。当時ユースに所属していた少年は1年後、家族と共にギリシャへと転居。同国でプロデビューを果たしたマルコ・パンテリッチ:Marko Pantelić【1978年9月15日生】が、パリ·サンジェルマン、ローザンヌ等クラブを経て母国に帰還するのは2004年1月。


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上写真を撮影したのは2010年。左隣には同胞ミラレム·スレイマニ:Miralem Sulejmani【1988年12月5日生】。彼もベオグラード出身のゴーラ人。但し宿敵パルチザンのユース出身。

パンテリッチのUEFAチャンピオンズリーグデビュー戦は、1999年9月14日のマルセイユ戦。SKシュトゥルム・グラーツの指揮官は故イビチャ・オシム:Ivica Osim 元日本代表監督【1941年5月6日-2022年5月1日】。0-2とリードされた後半頭から2枚のカードを切った。