Foot ball Drunker 〔118〕visiting 『Rat Verlegh Stadion』ブレダ / オランダ

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写真はラーゲ·ズワールーエ駅のホーム。ドルトレヒトからローゼンダール行きの列車に乗車して10分。南ホラント州と北ブラバンド州の境界線となるホランス·ディープ川を越えたので、目的地のブレダ行きの列車に乗り換える。日本ではブレダと表記されるが現地での発音はブレイダ。今ではどの駅も自動券売機なので下手な発音に窓口のおばちゃんが頭を捻ることもないか。

ブレダから15キロ南に下れば向日葵でお馴染みファン·ゴッホ:Vincent van Gogh【1853年3月30日生-1890年7月29日没】生誕の地ズンデルト。一度でもこの街で毎年9月の第一日曜日に開催されるフラワーパレードを観覧したならば暫くダリアの花が頭から離れなくなる。

今や黄色い夏の花の代名詞として向日葵に負けず劣らずの人気を誇るのがマリ-ゴ-ルド。この品種にはフレンチ系とアフリカ系があるのだとか。そう聞いて頭に浮かんだのはフランス系の白人とアフリカ系黒人が混在するベルギ-のスタジアム。


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第118話はオランダ北ブラバント州ブレダのラト·フェルレーフ·スタディオン。ブレダ駅から西に3キロならば徒歩で充分な距離。この街のランドマークはブラバント·ゴシック様式の聖母教会。
同市の人口は17万人。1996年に完成したスクエアの外壁は二色の煉瓦で覆われ、いかにもオランダの蹴球場。アクセントのヘール=イエローも焦げ茶と相性の良い色彩。向日葵の花を連想させる。


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2014年10月8日の訪問時宿泊したプレミア·クラッセ·ブレダホテル。駅近辺に安宿が見つからず、中央駅から5キロ程の距離にある普通のホテルでダブルサイズベッドを二泊予約しておいた。幸か不幸か体調を崩し、自動販売機で飲み物を買う以外扉を開けることなく、ベッドの中で36時間静養する。何とか10月10日には回復しアムステルダムへ無事移動しオランダ代表の試合を観戦できた。あらためてこの施設の写真を眺めると煉瓦壁面とホテル名表記の黄色い看板がラト·フェルレーフの記憶と重なる。


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上写真で気に入ってるのが雲。一面真っ青な空は些か退屈に感じ雲の動きには心が躍る。
歌詞に雲が入っている楽曲も好きで、’95年発表の『オーヴァー·ドライブ』/JUDY AND MARY、’97年の『シンシア』/原田知世:Tomoyo Harada【1967年11月28生】翌97年の『夏色』/ゆずが不動のトップスリー。家族を養うようになった2000年代以降は、音楽を聴く時間も減少。2010年代もこの順が変わることはないだろうと思いきや、FIFAワールド杯ロシア大会が終わった頃、衝撃の楽曲が現れる。


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