異なる方向を見据える南米 ロシアにを去ったも者 残った者
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第百五十二話でゼニト·サンクトペテルブルク所属の二人が日本代表と対戦したことを取り上げた。ブラジルはロシアとウクライナの問題に関しては、どちらか一方に肩入れせず、対話による平和的解決を模索する仲介役としてのポジションを重視している。そのためロシアプレミアリ-グへの移籍も珍しくはないし、避難される言われもない。ところが中南米が全て同じ方向を向いているわけでもない。
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コロンビアとロシアの関係は、’22年以降に大きく悪化している。ロシアを非難し、欧米諸国と協調してロシアへのエネルギー依存からの脱却を支援するなど距離を置くようになった。
長年にわたる国内の内戦や麻薬組織との戦闘で培った高い戦闘能力を持った元兵士がこの国にはかなり存在する。ウクライナ軍に志願する義勇兵(傭兵)が最前線へと向かったコロンビア人は推定でも二千人は下らない。ウクライナ軍側で戦闘に参加したとされるコロンビア人男性二人が一昨年八月ベネズエラの空港で身柄を拘束され、ロシアへ引き渡されたと報じたのはCNN。
その一方でコロンビア国内の犯罪組織が、南米の若者をロシア軍へ送り込むための人身売買や偽の斡旋に関与している。高額な仕事があると聞いて求人に応募したらロシア軍の最前線にいる恐るべし実態。
外国籍プレーヤーが去り、ロシアの独裁者による暴挙は欧州フットボール界にも大きな暗い影を落とした。ニコラ·モロもその一人。最後の写真はディナモモスクワの水色のウェアを着た21年の姿。1926年10月31日スタジアムの落成式で馬に跨りご満悦のムッソリーニ:Benito Mussolini【1883年7月29日生-1945年4月28日没】。落成式と記念パレードを終えてオープンカーでボローニャ駅へと向かう途中、銃弾が撃ち込まれたがこの時は奇跡的に無傷。独裁者の遺体が無残に吊るされたのはミラノ中央駅の東にある広場。約二十年後の事である。ウクライナ侵攻は未だ収束が見通せなくとも、侵略者が残酷で悲惨な末路から逃れられない未来は歴史が既に証明している。〖第百五十五話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:萌実