エルサレムに向けて十字軍が進む
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ところが現在のイラン、イラク、トルクメニスタン一帯を支配したトルコ系のセルジューク朝が、1071年の“マラズギルトの戦い”で東ローマを捻じ伏せる。ここで史上初、アナトリア半島はイスラムの支配に。これに対してローマ教皇即ち西欧のキリスト教勢力が聖地エルサレムの解放を叫び、その先頭に立ったのは言わずと知れた十字軍。セルジューク領へと遠征し成し遂げたのは十二世紀目前。また十三世紀にはモンゴル帝国による中央アジアから侵攻もあってセルジュークは衰退。
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すると今度は世紀末、辺境で発起したオスマン集団が、歳月を重ね東ローマを衰亡へと追いやる。長く続いたオスマンの栄光も十七世紀末から近代ヨーロッパ諸国の侵攻、またアラブ諸民族の自立も重なり陰りを見せたのは盛者必衰の理。逆転を狙った第一次世界大戦だったが同盟国側は敗退。後継国家としてムスタファ·ケマル:Mustafa Kemal 【1881年5月19日-1938年11月10日】がトルコ共和国樹立を宣言するというここまでが世界史の授業のお浚い。
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