今回の騒動でUNLの『オ-プン』化、他大陸のナショナルチ-ムを招待するアイディアは一気に現実味を帯びてきた。来年三月に開催されるリーグAノックアウトステージの日程を調整して欧州トップと他大陸強豪との対戦をUEFAは真剣に考えたほうがよい。
◇◇◇◇◇
「世界で最も無意味な大会」に臨むドイツ代表新監督の胸中はいかに
◇◇◇◇◇
ドイツのユルゲン·クロップ:Jürgen Klopp 【1967年6月16日生】新監督の初陣となるの9月24日に敵地アムステルダムで行われるUNLのオランダ戦。2018年の新設当初は「世界で最も無意味な大会」と自身が痛烈に批判した大会で指揮を執ることになるとは。不満の理由は商業的な意図が強い、スケジュールが選手の負担が増すと正論ではあるが、クラブ監督の立場からの物言い。一方当時スペイン代表のルイス·エンリケ:Luis Enrique García【1970年5月8日生】監督は新設を歓迎するコメントをしていた。日本でも新設されたUNLやUEFAカンファレンスリ-グに対して「いらない」とのネット上のコメントを目にすると苦笑する。日本代表のファン、日本でヨ-ロッパの試合をテレビ観戦しているファンは八年前のクロップ監督と同意見なのだろう。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
第百六十四話はルクセンブルクのスタッド·ドゥ·ルクセンブルク。あの日あの時は◼️2024年11月25日UEFAネ-ションズリ-グC ルクセンブルク代表対ブルガリア代表。試合は0-1で敗れてしまったが、スタジアム関係者の対応や運営するスタッフの仕事ぶり、そしてスタンドの観客も含め、人口約六十九万人の国家であってもそこは欧州である。試合後の選手のファン対応も二重丸。
’22年のカタ-ルではアルゼンチンの優勝、モロッコの躍進、アジア勢から三ヶ国がベスト16入りも注目を集めた、然しである。十六強半分の椅子を一つの大陸が占有しており、この北中米大会では更に顕著な結果に。南米が6.5、大陸間プレーオフで出場したコンゴを含めてアフリカが9.5、北中米カリブ海は開催国含め同6.5。アジアは8.5で日本と豪州の二チームしか決勝トーナメントに残れなかったのに16チ-ム中13チ-ムが勝ち上がった欧州。残る1.5がオセアニア。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
八強の顔ぶれになると、欧州六ヵ国が独占、アルゼンチンとほぼ欧州出身の顔ぶれが並ぶモロッコ。ちなみに準々決勝のアルゼンチン対スイス戦。後半71分のブレール·エンボロ:Breel Embolo【1997年2月14日生】の退場は、後日国際サッカー評議会がVAR運用の解釈ミスによる誤審であると認めている。『制裁の対象となる反則を犯した選手を特定するためだけにVARは認められる』反則そのものの有無や内容を再検討、変更することはできない規定だから、レアンドロ·パレデス:Leandro Paredes【1994年6月29日生】のイエローを取り消しできても、そこで発覚したエンボロのシミュレーションは裁けない。それを認めてしまったら、接触プレーによるファ-ルの度にVARを使用しなければ整合性が取れなくなる。実際のところ「北中米で開催されているEURO」にしたくないFIFAの意向であることは容易に想像がつく。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆