176〗Andrův stadion / オロモウツ

チェコスロバキア初代大統領とオロモウツの百貨店王

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前回に続きチェコ東部モラヴィアの古都オロモウツ。中世の面影を残す城砦はユネスコの世界遺産にも登録されている。バロック時代の『聖三位一体柱』がこの街のランドマーク。プラハ大学で哲学の教鞭を執りチェコ民族の精神を啓蒙した共和国の初代大統領トマーシュ·マサリク:Tomáš Masaryk 【1850年3月7日生-1937年9月14日没】もモラヴィア地方の出身。ブルノとスロバキアのトルナヴァに挟まれた国境沿いの街ホドニ-ンで生まれている。
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オロモウツのアンドルーヴ·スタディオン。卸売業者で名を馳せた実業家ヨゼフ·アンドルーヴ:Anderovi【1888年11月5日生-1976年10月24日没】は美術収集家でもあり、何より熱心なフットボールの愛好家だった。地元のクラブであるSKオロモウツASOに資金を援助し、1938年からスタントを鉄筋コンクリート製の近代的なスタジアムの建設に取り掛かる。二万人を収容するスタジアムは二年間の工期を経て完成した。
ヨゼフの父親がオロモウツの街に初の百貨店を開業したのは1906年。十四年後にはヨゼフをはじめ、四人の兄弟も経営陣に加わり’33年に父が鬼籍に入ってもヨゼフが経営を引き継ぐ。拡大を続け店舗は、オロモウツだけでなく、ブルノ、ルハチョヴィツェ、モラヴァ·オストラヴァ、コシツェにも出店している。ブルノとオストラヴァについては前回ふれたがルハチョヴィツェはズリーン地方にある、モラビア最大かつ最も美しい温泉保養地。オロモウツから南東に80km ブルノからだと東に120kmの位置。少々離れているのは現在スロバキア東部のコシツェ。
今月UEFAネ-ションズリーグでスロバキア代表の試合をが行われるのがこの都市。取材を申請した時点では、ブラティスラヴァかトルナヴァで開催すると決めつけて移動の航空券を手配していた。撮影のアクレディテーション=認定のメールが届いたのが先週14日。ブカレスト→ブラティスラヴァ、ウィーン→ブリュッセルのチケットを手配していたが、ブラティスラヴァから移動していたのでは試合開に間に合わない。結局最安値で手配したのはブカレストからイタリア乗り換え、コシツェからクロアチアとスペインで乗り換えてブリュッセルに入るル-トに変更した。