
この日のポルトは、中盤でのマッチアップをマンマークでハメている。最前線のマルティネスがアロンソをマークするところから始まり、エレーラとオリベルのインサイドハーフがチアゴとラームをそれぞれマークする。彼らの後方にあるスペースはレアル・マドリーからレンタルで加入しているアンカーのカゼミーロがカバーする仕組みとなっている。
つまりバイエルンのCBであるボアテングとダンテにはプレスがかかっておらず、バイエルンとしては普段通りの試合と呼べる展開だった。それはデータも表しており、この日のバイエルンのポゼッション率は69%と相手を圧倒している。
このデータからも分かるように、バイエルンはボールを持つことに苦労していた訳ではない。ポルトよりも、バイエルンのDFラインに猛然とアタックをかけるドルトムントの方がプレスの強度では上回っていたはずだ。
その証拠に、2週間前の4月5日におこなわれたブンデスリーガ第27節のドルトムントVSバイエルンでは、バイエルンのポゼッション率は50%となっており、いかにドルトムントのプレス強度が高いかを示している。