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【図解】序盤の2点はポルトの戦略ではない? 〜バイエルン撃破の本当の理由〜

 ペップとしては開始10分での2失点よりも、過去の同僚でもあるロペテギの仕組んできた守備法に頭を悩ませたはずだ。ポルトの守備がバイエルンの「ポゼッションはすれどゴールは奪えぬ」という欠点を炙り出し、ペップが監督職を始めた頃よりの「メッシ依存症」を浮彫にしたのだ。
 なぜなら、この状況を打開する簡単な方法が1つあるからだ。現在は負傷離脱しているロッベンとリベリの個人技に頼る事だ。ロッベンとリベリというワールドクラスのドリブラーが両サイドにいれば、ロペテギはこの日のように中央を重点的にカバーする守備を使えない。
 少なくともロッベンの対応に2人は割く必要があり、そうなれば中央にスペースを作ってしまう事になる。今回の策略はロッベンとリベリという2大スターが不在だったからこそ成功したものであり、ペップが隠し続けていた得点力不足を露呈する結果となった。そう、ペップはバルサでもバイエルンでも、メッシやロッベンといった個の力が無いとチャンスを生み出せない指揮官なのだ。