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武藤と宇佐美の逆転現象を考える 日本独自の育成環境

 宇佐美は中学年代のジュニアユースからガンバ大阪のアカデミーに加入。ジュニアユース2年、ユース2年で“飛び級昇格”を果たし、16歳の時からプロ契約。2009年シーズンからトップチームに昇格。プロ2年目にはガンバ大阪が外国籍FW5人を抱えながら全員が負傷や戦力外となった事もあり、宇佐美と平井将生が抜擢されて定位置を獲得。出場26試合で7ゴールを挙げる活躍により、序盤で出遅れたチームのJ1リーグ2位(勝点62)フィニッシュに貢献。宇佐美自身は最優秀ヤングプレーヤー賞を受賞。同年夏に日本代表監督に就任したアルベルト・ザッケローニ氏が毎試合のように大阪の万博記念競技場まで足を運ぶ熱の入りようでした。

 そもそも宇佐美は中学生の頃から年代別代表のエースとして知られる超エリート選手。2009年の17歳以下のワールドカップの段階ではブラジル代表FWネイマールよりも高い個人技を披露していました。2011年にはフル代表にも選出され、直後に欧州屈指のビッグクラブであるドイツのバイエルン・ミュンヘンに移籍。リーグ戦出場は僅か3試合と出場機会には恵まれないながらも、オランダ代表のアリエン・ロッベンや、フランス代表のフランク・リベリという世界最高峰の選手との日々のトレーニングを経験。