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FIFAに激震、ついに逮捕者が出る、その数は少なくとも6人

3 FIFAの現役の関係者から逮捕者が出たこと。

の三つに絞られるだろう。

1については具体的にどの大会なのかは明らかでないが、賄賂が飛び交うほどの中南米で開催される大会と言えば、どうしてもコパ・アメリカが対象だったのではないかと思ってしまう。しかしコパ・アメリカは南米サッカー連盟(CONMEBOL)である。このあたりの関係は今後の報道を待ちたいが、まもなく開催されるコパ・アメリカにたいして、影響は免れない。

それともブラジル大会のことなのだろうか?

2についてFBIが動いていたということは少なくとも米国内で起きたか、米国人が関わった犯罪であるということである。あるメディアはまもなくニューヨーク・ブルックリン地区連邦裁判所に起訴状が送付されたということだ。今回フレイザー氏から情報提供を受けているということは、CONCACAFが直接の舞台であった可能性がある。CONCACAFマイアミに本部があるため、FBIが動くのは当然であるとして、FIFA本部があるチューリッヒのホテルにガサ入れしたというのはかなり緊迫した事態であることを物語っている。単純に考えればCONCACAFのFIFAのメンバーの内、CONCACAFから派遣されている者が容疑者であり、恐らくその容疑者が第三国へ逃亡したり、証拠隠滅を図ることを警戒したものと思われる。

そして3が一番大きな問題だ。たとえCONCACAF関係者であっても同時にFIFAの関係者であるということだ。そしてなによりもまもなく行われるFIFA会長選挙への影響である。
この影響は計り知れない。FIFA会長選挙は現会長プラッター氏と副会長のアリ・フセイン・ヨルダン王子の二人である。じつはフィーゴ氏は茶番でしか無いと先ほど立候補を取りやめた。
オランダサッカー協会のプラーク会長も取り下げており、実に会長選挙が妙な方向へと進む中での今回の逮捕劇だ。
FIFAは逮捕者が出た中で会長選挙などを行うことだ出来るのだろうか?
しかも現会長と現副会長だけの立候補など、フィーゴ氏の言い分もわかる。

FIFAの混乱は必須である。例のカタール問題も蒸し返される(FIFAから言わせれば)可能性もある。

一気に国際サッカー界が混乱に陥った。

今後一体どうなるのだろうか?

願わくば全ての問題点が明らかになり、公正なFIFAや各大陸連盟へと生まれ変わるきっかけとなって欲しい。

(なおつい先程、逮捕者の中に副会長2人が含まれていることが報道された。)