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才能の流出 直近例で見るイングランドの憂鬱

 イングランド代表の資格を有しながら他国を選ぶ。以前ではちょっと考えられなかった例が起こりつつある。

 最近の例では、マンチェスター・ユナイテッドに所属しているアドナン・ヤヌザイだ。

彼の場合は5カ国とも言われる候補の中から(23歳まで待てばイングランドも候補になったにもかかわらず)ベルギーを選んだ。同じような例は他にもビクター・モーゼス、ショラ・アメオビ(共にナイジェリア)ルイス・ホルトビー(ドイツ)が居る。

 そんな中、一人の若き才能がイングランド代表の資格を手放そうとしている。その名はサイ・ゴダード。現在、トッテナム・ホットスパーズユースに所属する少年である。ユース年代のサッカーにも詳しい人が聞けばピンと来るかもしれない。そう、彼が選択したのは日本代表なのだ。

 彼は父がイングランド人、母が日本人のハーフであり、どちらの国籍も選べる状況にある。今のところはアンダーカテゴリーの召集のみではあるものの、彼は正式に日本代表入りを正式に表明したというのである。
 現在、彼以外にもアンダー世代の有力選手で他国籍を持った選手はジョナサン・ボンド(ウェールズ)、マイケル・キーン(アイルランド)、タイラー・ブラケット(バルバドス、ジャマイカ)、ハリー・ケーン(アイルランド)と多い。これら多くの若手が他国を背景には、イングランド代表の低迷もあるだろうが、それ以上にプレミアリーグでの若手の入る余地がないということも関係しているのではないだろうか?下位チームですら他国の上位チームとほぼ同額のチーム予算で多くの代表クラスの選手を抱えている現状では、確かに若手を育成する余地はなかなか与え辛いという側面もあるだろうし、何よりも他のリーグ以上に結果が求められる為、どうしても難しい問題がある。

 また、肉体的にもハードなリーグであるため、若手では怪我をしてしまう危険性も高い。そういったこともイングランド忌避の傾向があるのではないだろうか?フットボールの祖国の現状は厳しいと言わざるを得ないが、それでもイングランドに留まった選手達には心から応援をしたいと思っている。

 いつの日か、白地の赤十時の旗を背にした選手がワールドカップを掲げる日を見れることを祈りつつ。