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【書評】伊坂幸太郎『PK』

プラティニもいれば、バッジオもいた。
大事なPKを外し、観客が騒然とする中、天才選手たちは不貞腐れ、頭を抱え、茫然とし、それぞれの反応を示す。
これほど単純な洗脳に引っかかるものか、と苦笑していたものの、果てしなく映しだされるその場面は、小津の頭をぎりぎりと締め付けた。