後にガラタサライに移籍しターキッシュ·エアラインズのアンバサダーを務める長友佑都:Yuto Nagatomo【1986年9月12日生】は欠場ながらお目当てのマウロ·イカルディ:Mauro Icardi【1993年2月19日生】はスタメン。前年インテル史上最年少の背番号9番は10月のワールド杯南米予選でアルゼンチンA代表デビューを果たした21歳。一方サンプドリアの9番は当時25歳。二十日後にアルバニア代表との親善試合で初キャップ·初得点を記録している。試合前に両者がすれ違うところを写真に収めたが双方無得点のまま、あっという間に90分が経過。
最後の最後でPKを獲得したのはネッラズーリ。目の前の男性サポーターは心臓に悪いとピッチから背を向けてしまったので睨めっこ状態に。
翌日のカゼッタ紙の採点は、古巣相手に土壇場で勝利をもぎ取った千両役者イカルディに最高点の7。沈黙の大砲オカカに5.5は妥当なところか。
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昨夏34歳になったオカカは現在無所属。高齢と一年前の負傷による長期欠場で理由にウディネーゼとの契約終了。昨年5月8日の敵地ガラタサライ戦。前半終了間際にイカルディにPKを決められ1点を追う展開、残り20分での二枚替え。残念ながらこの試合がオカカの欧州トップリーグ最後の晴れ舞台となる可能性は極めて高い。あのミラノでの試合から間もなく十年が過ぎようとしている。
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先月18日シティ·フットボール·グループは、日本の横浜Fマリノスやイタリアのパレルモ同様IBSSKを傘下に収める旨発表した。
’90年に市政府直轄で誕生、お役所の新参クラブも大きな飛躍が期待される。
’21年3月に1円＝15リラだったのが、12月には一時7円を下回った。急激なリラの下落はその後も収まらず現在は5円を下回っている。
欧州屈指の街並みは一見の価値有り、嘘ではないがこの額面と旅行代理店の情報を真に受けて訪問すると痛い目にあう。昨年10月の渡欧時、発表された消費者物価指数が前年同月に対して60%の上昇。猛烈なインフレで市民は悲鳴をあげていた。
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そうなると観光客相手の商売も、値上げをエスカレート。中でも目を覆いたくなるのは空港施設内。帰国の際財布の隅にあった20€札を出してEFESを注文すると、800mlは入りそうな大ジョッキ級グラスが出てきた。四ヵ月後には、また来るので釣り銭は、トルコリラでもよいかと思ったが、残念ながら何も無し。
まあ、注いでくれた女性が麗しかったから、目の保養込みの値段だったと納得するしかない。[第108話了]
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⏹️写真/テキスト：横澤悦孝 ⏹️モデル：Damla Nur Sert