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日本の指導者はオランダを目指すべき? ~オランダで日本人が労働ビザなしで就労可能に

エールディビジで指導者挑戦者に期待~オランダで日本人が労働ビザなしで就労可能に

 オランダと日本の関係は、日本が異国との接触を拒否する鎖国時代から医学を中心に特別に交流が行われていました。そして、昨年の12月、

オランダでの裁判により、興味深い判決がありました。

 2012年にオランダのロッテルダムにある日本文化センター「松風館」の茶室建造で働いていた宮大工さんが、労働許可をめぐる問題で6万ユーロの罰金を課せられて司法に訴えた裁判。その判決の内容ですが、宮さん側のオランダ人弁護士が探してきたのが1912年に日本とオランダの間で結ばれていた最恵国待遇条約。これを持ち出して勝訴しました。これにより、オランダ国内で日本人は労働ビザがなくても居住許可証のみで自由に滞在し仕事が出来るようになりました。

 サッカー選手もこの対象となり、一時期エールディビジではEU外国籍選手に対しては年棒5000万円以上払う選手でないと受け入れないという規定があるなどEU外国籍選手である日本人選手にとっては壁があったのですが、これで壁は完全になくなりました。それ以上に、現在は2部リーグのVVVフェンロでコーチとして指導の現場に立っている元日本代表MF藤田俊哉さんのような指導者への門戸が開かれる可能性もあります。

 鎖国すら障害でなかった日本とオランダの国交関係が、現在はサッカーの世界でも活かせるかもしれません。

 ちなみに、オランダメディアによると、逆にこの条約を盾にオランダ人が日本で自由に働けるかというと話はそう簡単ではないらしく、日本の移民政策の壁は高いようです・・・日本はお堅いです。

 

今こそオランダで指導者を目指すべき

 前回のコラムでPSVアイントホーフェンの7年ぶり22回目の優勝を取り上げましたが、そのPSVのフィリップ・コク―監督や、昨季まで4連覇したアヤックス・アムステルダムのフランク・デブール監督、来季からは彼等と共に“3強”の一角を形成するフェイエノールトにもジオ・ファン・ブロンクホルストの監督就任が決定しています。

 Jリーグでも筆者の最近のコラムで取り上げましたが、遂にジュビロ磐田の監督に就任した名波浩さん。その名波さんと現役時代はジュビロで阿吽の呼吸による黄金コンビを形成した藤田俊哉さんが現在はオランダ2部リーグのVVVフェンロでコーチとして指導の現場に立っています。 

 日本とオランダの100年前に結ばれた条約により、今後はオランダで“海外組”となる指導者が目指す場所になるのかもしれません。それこそ、名波&藤田の最強タッグがオランダのベンチで、なんてのも想像するだけで面白そうです。
 
 コク―や名波さんのような現役時代に代表選手としても活躍した選手が古巣のクラブで満を持して監督に就任してベンチに座る姿は、サッカーを長く観る楽しみの1つです。それとは別に“キング”三浦知良選手のように、未だに現役で活躍する姿を観ていたい選手もいますが、コク―や名波さんに率いられた地元のクラブを応援するサポーターは幸せだと思います。

 でも、バルセロナでも主将としてプレーしたコク―にしても、日本人が欧州でプレーする事など想像出来なかった時代にイタリアでプレーした名波さんやオランダでプレーした藤田さん。指導者の国際化が叫ばれている時代に、この興味深い判決。

 欧州のシーズンは佳境に入りますが、この判決が出てから初のオフシーズンに入ります。日本人指導者にオファーは来るでしょうか?いやいや、自ら目指すべきです。目指すなら・・・「今でしょ!」

By | 2017-04-21T21:51:59+00:00 4月 30th, 2015|Categories: コラム, その他コラム|Tags: |0 Comments

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hirobrown

創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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