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アジア杯ベスト8敗退の日本の敗因とは!?

 悲しく感じたのはJリーグの限界を露呈してしまった事も現実として受け止める必要はあると思います。アギーレ監督も最初の強化試合4試合で機会も与えたはず。今考えれば控え組で挑んだブラジル戦のメンバー選考も理解できると思います。

 Jリーグ最優秀選手の遠藤はUAEのパスワークについていけず、豊田はパワープレー要員で出場しても信頼してもらえていない。乾は強化試合で自分のアピールだけに特化し、今大会に入ってからは以前とは違ったオフ・ザ・ボールの動き出しにキレを見せ、チームプレーに徹した姿とは対照的に、武藤は自分のアピールで必至。

 まとめると、遠藤はブラジルW杯で先発を外れたのが妥当であること、豊田はパワープレー要員でW杯メンバーに登録する必要はなかったこと、森重・遠藤のボール際の間合いはJリーグレベルであること、今野の戦術理解力では身体能力で劣る長谷部から先発を奪えるレベルにないことなどなど挙げれば切りがありません。

 ACLでも優勝できていないJリーグの低迷ぶりは深刻だと感じました。もっとも、武藤と柴崎には若さはもとより、インテンシティの強さ(プレー強度)を維持できるポジティヴな面もありました。そして、それがアギーレ監督就任後は“ボール際に最も強い日本代表”となっているので、この日もシュート数やCKの数で圧倒出来たのだとも言えます。また、<4-3-3>のシステムは縦パスを通すのに非常に効率の良いシステムなのも証明できていました。

 今後はアギーレ監督が続投するのか分かりませんが、今大会でのピッチ内外での監督の仕事ぶりは見事だったと思います。僕としてはアギーレ監督は今後を託すべき人物だと思います。今大会の結果を経て、長谷部以外のベテラン選手は外し、監督自身が本当に必要だと思う選手を登用して欲しいと思います。遠藤は遠藤でも航(湘南ベルマーレ)とか、遠藤の後継者は柴崎だけでなく、川崎フロンターレのMF大島僚太も予備登録されていただけにアギーレ監督もチェックしているはずなので。

 最後にコンフェデレーションズカップへの出場権を逃した事について。これは以前から当コラムでも書いておりますが、日本はこれまでに1995,2001.2003,2005,2013年の同大会に参加してますが、自国開催のW杯前年に当たる2001年大会にはアジア予選免除のために実戦不足を補う強化に役立ちましたが、それ以外は・・・。逆に近年では強化というよりも、欧州クラブ所属の選手がプレシーズンに遅れて合流したり、負傷しやくなって定位置を外される要因となり、W杯までの1年間でコンディションを著しく落とす要素になってしまっています。

 なので、世代交代に着手できる動機と足枷にしかならないコンフェデへ出場しない事をプラスに考えて、新たな日本代表を観たいと思っています。アギーレ体制で。