日曜日よりの使者は スタジアムに集まる
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甲本ヒロト 作詞作曲の「日曜日よりの使者」が発表されたの1995年。当時から大好きな曲ではあったが欧州蹴球に魅了されてからは勝手に自己流で歌詞を解釈するようになった。
《世界中が どしゃ降りの雨だろうとゲラゲラ 笑える 日曜日よりの使者》
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写真はフィレンツェ。信じられないどしゃ降りでも試合は中断されることもなく、屋根がないのを全然苦にしないヴィオラのサポーターに拍手。
欧州ではお休みの日曜日は午前中教会で祈りを捧げ、外食にしろ家庭料理にしろ家族や友人で集まり昼食を済ませたらスタジアムに足を運ぶ。ワインをグラスに注ぐの回数は少し増えるディナー。カバー写真のワインには風車のラベル。ポルトガルから届いた『アデガ・ド・モレイロ』。
そして太陽が東から上る月曜日になれば働くというパターンが娯楽のない時代から定着している。実際フットボールなど興味ないのに無理矢理家族に連れてこられて退屈そうな幼女やスマホをいじり続ける少女を見掛けると些か気の毒にも。
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トンデラまでのバスの旅
人口は25,000人のヴィセウ県トンデラ市に5,000人収容のスタジアム。鉄道駅がないので行き方はコインブラから黄緑色のFlix BUSに1時間乗車して何とか辿り着く。
先月のブルガリアでも同じ体験、どんなに渋滞やその他トラブルで出発も到着も遅れようが選択肢がないのだからバスを使うしかない。だからこそ、日本では経験できないバスの旅に欧州のリアルが垣間見れスリルも楽しめる。
もっとも2005年当時上海で路線バスが動かなくなり、乗客が降りて後ろから安全な場所まで押した経験に比べれば大したことはないか。
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こちらは、トンデラのバス。降りてきたクラウド·ゴンシャウベス:Claude Gonçalves【1994年4月9日生】を撮影したのは2018年。フランス生まれの元U20 ポルトガル代表は当時24歳。
現在はブルガリアのルドゴレツに。