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欧州の飲酒運転に対する規制は、日本に比べると緩いイメージがある。その根源ともいえる別格の英国は棚の上に置くとして、日本の道路交通法では血中百ミリに対して三十ミリグラムの数値が酒気帯びと判定されるボ-ダ-ライン。この3%に対して欧州ならばほぼ5%までは許容される。但し旧東欧のチェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアなどは厳格で1%たりとも許さない。西欧諸国から「真面目か?!」とツッコミが入る中、さてブルガリアはというと····この国で飲酒と判断される血中アルコール濃度数は5%からなのでそこは西欧と変わらない。但し一年以上の懲役·罰金が課せられる。実はコレ、非常に珍しい。筆者が知る限り欧州で軽度の飲酒に対するペナルティは、罰金及び減点=免停処分。日本同様『懲役』の二文字、キリル文字ではЛишаване от свободаの十七文字が法文に記されるのはブルガリアぐらいではなかろうか。
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ちなみにこのキリル文字。ロシアでも同じく用いられてはいるが発祥の地はブルガリア。この国の歴史を紐解く作業もまた世界史マニアには堪らなく面白い。滞在時最も飲んでいたビールの銘柄は販売量国内トップのАриана=アリアナと読む。1884年にチェコ人がソフィア市内に醸造所を設けた地ビールは’95年にマイナーチェンジ、’97年ハイネケン傘下の企業として今や不動のシェアを確保している。
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