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奇跡のチーム レスターシティ

強豪チームの不振

 まず、挙げられる要因としては強豪チームの相次ぐ不振である。長年ビッグ5と呼ばれてきたマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、チェルシー、リバプールの強豪チームが軒並み波に乗れなかったことはレスター優勝の大きな要因であろう。
 昨シーズンの覇者チェルシーは序盤からつまずき、監督交代しても調子は上がらなかった。強固を誇ったDF陣は年齢の影響か失点を量産し、中盤で抜群の存在感を放ったマティッチ、セスクも軽率なミスが目立ちゲームを作ることができなかった。また、アザールの不調が今シーズンのチェルシーの象徴であったかもしれない。ベルギー代表の若き10番は厳しいマークもあり、ゲームから消える試合が多くあった。
 今シーズンも大型補強を試みたマンチェスター・ユナイテッドも補強の意味もなくシーズンを終えた。シュバインシュタイガー、シュナイデルラン、デパイ、マルシャルと活きのいい選手を揃えたが、チームとしてどのようなサッカーを繰り広げるのかが曖昧なまま終わってしまった感がある。結局はその場の選手のでき次第で、ポゼッションをしたいのかサイドを中心に攻めたいのか、チームとしてのスタイルが築けなかった。
 マンチェスター・シティに関しても、シルバ、トゥーレの全盛期の輝きは失われ、絶対的キャプテンのコンパニも怪我の影響で満足したシーズンを過ごすことはできなかった。CLではベスト4になったが、強いチームとしての印象はなく今シーズンを終える。