120人の観客が手に汗握る厳寒での熱戦
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HNKツィバリアの監督は失点直後、トップ下の十番を下げセンターバックをピッチに送り出したが後手を踏んだのは否めない。そのままスコアは動かず、終了のホイッスルが厳寒のスタジアムに響く。この観客数では勿体ない好勝負がピッチ上では熱く繰り広げられた師走の夜。しかしこの試合が八年を経た今も心に焼き付いているのには理由がある。
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まず印象に残ったのは試合後の光景。アウェーの敗者は長居は無用とばかり即、姿を消すのが常。しかし一部のツィバリア選手達はベンチに腰を下ろすと、頭を抱え顔を覆い動こうとしない。一人少ない状況で体力を使い果たしたのは勿論、この日降格でも決まったかのような落ち込む様には些か驚かされた。クロアチア人は愛国心が強く負けず嫌いが多いと聞くが嘘ではないのを垣間見た気がする。翌日ペットボトルのDesetkaを朝からグラスに注ぎながらスポーツ紙面に目を通す。最高点はブラジェヴィッチの7.5、個人的には決勝点をアシストした左サイドバックのトミスラヴ·ハラムステク:Tomislav Haramustek【1993年7月17日生】には+0.5の7点をつけてあげたい。
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