
◆◆◆◆◆
最後の写真はモスクワで撮影した子ども達。将来プロになりそうな飛び抜けた才能の持ち主はこの年代から見分けられる。そこからは指導者やチ-ムメイト、更には対戦相手など周りの人との出逢いが大きな影響を与え更なる成長を促す。本田もモスクワ時代の師スルツキーの誘いでなければ過去に一度プレーしたオランダに戻ることはなかったかもしれない。画業は孤独な作業で、彼女の将来にも壁にぶち当たり、描くのが辛いと感じる日が必ず訪れる。その時は立ち止まり、一息つくと良い。スポーツ選手の寿命は短く立ち止まっている暇はないが、画家は人生の大半の時間を描くことに費やせる。
描き続けていれば自然と、勝手に巧くなる。画家に求められるのは才能ではなく描き続ける信念である。「諦めなかった者だけが、最後に笑える。」と金髪のカリスマも言っているのだから間違いない。〖第百四十四話了〗
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:mataro